あっという間に年末ですな。
数年前、この連載を始めるにあたって一番の難儀は「昔撮った猫写真を発掘すること」だった。何しろ、ふらふらと歩いたり走ったり、休んだりしながら猫を見つけては撮っていたので、どのフォルダにあるどの写真が猫なのか、さっぱりわからない。写真の整理がルーズですみません。
これはいかんと、仕事以外で撮影した写真を片っ端から「iPhoto」(Mac用のソフト)に登録したのである。当時で10万枚くらいあったか。
で、暇を見つけては猫写真にだけタグを付けていったのだ。タグ付けって凝り出すと挫折するので、「うちの猫」「その他猫」の2つだけに限定して、ひたすらタグを付けていく。
そして、猫タグが付いた写真だけを抽出して、サムネイルを眺めながらテーマを考え、候補写真をピックアップしているのである。
今は新しい写真を登録するたびに、きちんとキーワードをセットするので、すぐに猫写真を探せる体制ができた。登録した写真は22万5000枚を超え、そのうち猫写真は全部で3万7000枚くらいある。
で、年末である。年末だからとHDD内の写真を整理していたら、“iPhotoに未登録の猫写真”が見つかったのだ。仕事で撮った写真(モデルさんの撮影とか雑誌のロケとか)は別に管理していたのだが、そのロケの合間に撮った猫写真が混じっていたのである。
特に大量に発掘されたのが浜離宮で撮った猫。そこで今回は5~7年前の浜離宮特集である。
冒頭写真は縁側に座って休んでいた編集者の足下に、ふらっと近づいてきた猫。その猫は縁側の下にちょこんと収まったので、這いつくばって覗いてみると、奥にもう1匹隠れていた。
この連載の記事
-
第866回
デジカメ
5倍や10倍望遠で撮れ、Sペンがリモートシャッターにもなる「Galaxy S24 Ultra」は猫撮影で重宝する -
第865回
デジカメ
4つのカメラを搭載したサムスン電子「Galaxy S24 Ultra」は猫の顔アップもピシッと撮れる -
第864回
デジカメ
”猫撮影の基本”第3弾! 背景やボケ具合をコントロールするとよりイメージどおりの写真が撮れる -
第863回
デジカメ
”猫撮影の基本”第2弾! 広角と望遠の特性を知って使い分けると写真のバリエーションがぐっと広がる -
第862回
デジカメ
構える高さを工夫すると猫写真は大きく変わる! 新年度なのであらためて猫の撮り方ノウハウをご紹介 -
第861回
デジカメ
10年前に撮った猫とまさかの再会! 数年ぶりに出会っていた猫たちの写真をライブラリーから探し出した -
第860回
デジカメ
膝の上で気持ちよさそうにしている猫を親指シャッターやアクロバティックな体勢で自撮り! -
第859回
デジカメ
富士フイルム「X100VI」は発売前から大人気! 歴代「X100シリーズ」で撮った猫写真を集めてみた -
第858回
デジカメ
ぱぱっと設定できて程良い距離感で猫が撮れる! 富士フイルム「X100VI」は楽しい趣味カメラだ -
第857回
デジカメ
噛んだり、テレビを見たり、眠ったり……うちの黒猫ミルならではの瞬間を狙ってみた -
第856回
デジカメ
望遠に強い「OM SYSTEM OM-1 Mark II」+100-400mmレンズで寝ている猫を“どアップ”で撮影 - この連載の一覧へ