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国際標準プレーヤー「DivX HiQ」ついに日本上陸

最早ただのコーデックに非ず! DivXは未来に何を描く?

2011年01月18日 09時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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DivX年表
2000年 DivX社設立
2001年 VODサービス開始
2004年 大手家電メーカーから初めてのDivX認証DVDプレーヤー発売
2006年 DivX対応機器が1億台を突破
2008年 大手家電メーカーがデジタル家電分野でDivXを採用(デジタルテレビ、Blu-Ray、モバイル、ゲーム機など)
2009年 DivX対応機器が2億台を突破。世界中でハリウッド映画がDivXフォーマットで提供開始
2010年 DivX対応機器が3億5000万台を突破。包括的な組み込み用インターネットテレビのプラットフォームであるDivX TVの運用を開始

ドラッグ&ドロップでハイビジョン映像に簡単エンコード

―― ネットからダウンロードできる色々なコーデックを再生できるコーデックパックがありますよね。市場的には、それに対抗する必要があるかと思いますが?

ランデロス DivXは、多くの皆さんにシンプルな操作性を体験していただけるツールを無償で提供しています。

 ですからコーデックパック云々は、特に意識していませんね。私事ですがコマンドラインツールやオープンソースのソフトが好みなんです。でも市場はそうじゃない。初心者でもビデオをインターネットを通じて簡単に送ったりできなければならないのです。

―― それもあってDivX Plus Codec PackやDivX Plus Converter、DivX Plus Playerなどの、コーデックの上位アプリケーションを充実させているというわけですね。

ランデロス その通りです。まずDivX Plus Codec Packをインストールしていただければ、DivX形式のビデオをDivX Playerだけでなく、メディアプレイヤーなどでも再生できます。また海外ではデファクトスタンダードになりつつあるMKV形式のH.264も再生ができます。

 また、DivX Plus Converterはビデオをドラッグ&ドロップするだけで、DivX形式に変換できます。でも一番の魅力は、ハイビジョン映像をMKV+H.264に手軽に変換できるところでしょう。MKV+H.264への変換は無償なんですから(笑)。

ファイルをドラッグ&ドロップするだけで、ハイビジョン映像をカンタンにエンコードできるDivX Plus Converter。オリジナルの字幕をつけることもできる。なんと毎月170万ファイルの映像が世界のどこかでConverterを使って作られているというから驚きだ

PC用のDivXプラットフォームとなるDivX Player。自宅のデジタルAV機器向けにビデオファイルを転送することも可能。Web Playerと合わせると、毎月2億5000万回も起動されているという

DivX Plus Playerの位置づけは?

 DivX Plus Playerは、デジタルAV機器との橋渡し役と言うべき役割を持ったプレーヤーだ。とはいえ、DivXビデオの再生環境としてのPCとデジタルAV機器に明確な区切りはなく、ユーザーはPCやインターネットとの違いを感じることはないだろう。

ブラウザをデジタルテレビに変え、フルハイビジョン映像に5.1chサウンド、字幕まで表示できるDivX Plus Player

 DivX Plus Playerをインストールすると、DivXビデオやMKV、AVIのほか、MP4やAVCHDなどの映像を再生できる。ここまでなら同様のソフトでも可能だが、メディアライブラリやデジタル著作権管理の機能を持ち、対応するデジタルAV機器向けにビデオの変換、転送することができる。

 DivX Plus Playerは、DivXプラットフォームにおけるメディアセンターとして機能するのだ。

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