2.メグメグ☆ファイアーエンドレスナイト
1曲目のテンションが途切れぬまま、鋼兵さんが歌う「メグメグ☆ファイアーエンドレスナイト」に突入。ユーロビート調で聴きやすい同曲を手掛けるのは、samfreeさんだ。
ニコ動で一番熱い歌い手といえば、鋼兵さんをおいて他ならない。ビジュアル系ボーカルを彷彿とさせるような高音やシャウトで、例えバラードでも「沸騰」させてしまう。今年2月にも、JCBホールのニコニコ大会議でやまだんさんと共演し、会場を沸かせていた(関連記事)。
バックを固めるのは、「演奏してみた」出身のメンバーで結成された「王族BAND」。当初は、ギター「海賊王」、ベース「ティッシュ姫」、ドラムス「王子」の3人からなるバンドだったが、2010年6月に王子が脱退し、現在は2人となっている。
3.トウキョウト・ロック・シティ
3曲目は、男性の歌い手、Geroさんによるジャズロック「トウキョウト・ロック・シティ」。原曲はボーカロイド曲で、作曲は「えこまる」さんが、作詞は「はいのことん」さんが手掛けた。
大会議に先がけたインタビューでも触れたように、Geroさんは今年に入って数多くのライブをこなしているが、大会議は今回が初参加。ネットでの顔出しも初めてだ。
4.二息歩行
4番目は、ボーカロイド曲「二息歩行」を女性の歌い手、Φ串Φ(くし)さんが歌う。同曲はいまだに「モザイクロール」のヒットが続く「DECO*27」さんが手掛けた。Φ串Φさんは、昨年の大会議ツアーで高知会場で美声を披露していた。
5.骸Attack
お次は男性の歌い手、赤飯さんの出番だ。「鬱P」が手掛けた、デスメタルという異色のボーカロイド曲「骸Attack」を熱唱する。
赤飯さんは、熱い歌声や女声、デス声などさまざまな声を使い分けることから、「多声類」や「七色の声」とユーザーから評されている歌い手だ。過去の大会議ツアーにも2度出演。名古屋会場では、男性ながらメイド服を身に付け(しかも不思議と似合う!)、デスボイスを交えながら「撲殺天使ドクロちゃん」を歌いあげて観衆の度肝を抜いていた。
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