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ハイエンドのパワーを堪能できるPC Studio XPS 9100 (3/3)

2010年10月04日 12時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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納得の速さ! ゲーマーもそうでない人も満足するパワー

 最後にいくつか定番のベンチマークテストを実施して、Studio XPS 9100の実力を検証してみよう。以前に掲載したPhenom II X6搭載デスクトップ「Studio XPS 7100」の結果と比較してみよう。

Studio XPS 7100
CPU:Phenom II X6 1055T(2.8GHz)|メモリー:12GB|グラフィックス:Radeon HD 5870
HDD:1TB|OS:Windows 7 Home Premium 64bit版

 まずは総合ベンチマークテスト「PCMark Vantage」の結果を比較してみた。CPU性能の差が大きいので、納得の好成績だ。グラフィックスは同じRadeon HD 5870なのだが、Gamingにも大きな差がついているのは少々意外でもある。

PCMark Vantageの計測結果

PCMark Vantageの計測結果

 ゲーム系グラフィックスベンチマークテストの「3DMark Vantage」はグラフィックス性能差が大きく出るベンチマークテストだ。Graphicsの項目の差は小さいものの、こちらも意外に差がついている。CPUやメモリー性能も合わせた総合力の差が見えたというところか。CPU性能はさすがに圧倒している。FFXIVでも余裕で動かせるだろう。

3DMark Vantageの計測結果

3DMark Vantageの計測結果

 ではそのFF XIVの公式ベンチ「Final Fantasy XIV オフィシャルベンチマークソフト」の結果はどうだろう。テスト機材のディスプレー側の都合により、「LOW」側でのテストしかできなかったが、結果は47%近く速いという結果になった。余裕を持って安定したプレイができること間違いなしの結果だ。

FF XIVベンチマーク(Low)の計測結果

FF XIVベンチマーク(Low)の計測結果。3回計測の平均値(小数点以下は四捨五入)。キャラクターはヒューラン(男)

 ゲーム系からもうひとつ、「バイオハザード5ベンチマーク」でも測定してみた。こちらは高負荷でも毎秒110フレームを超えるほどの好成績で、圧倒的と言っていい性能だ。これくらいあれば、今あるヘビーなゲームでも、高品位の表示で快適なプレイを楽しめるだろう。

バイオハザード5ベンチマークの計測結果。3回計測の平均値(小数点以下は四捨五入)。「デフォルト」はすべてデフォルト設定、「高負荷」はStudio XPS 9100が解像度1600×1200、Studio XPS 7100が解像度1680×1050、アンチエイリアスはともに「8X」、それ以外の項目はすべて最高設定

 ハイエンドのCPUとGPU、9GBのメモリーを搭載したStudio XPS 9100の試用機構成での価格は、約19万8000円(本稿執筆時点)。このスペックでこの値段なら、お買い得と言っても過言ではない。拡張性にも余裕があり、ほとんどどんな用途でも高性能を発揮できる。

 ゲームに強いのはもちろんのこと、マシンパワーを要するコンテンツクリエーションにも、その性能は遺憾なく発揮できる。ハイエンドマシンを求めるユーザーにはもってこいの1台と言えよう。

Studio XPS 9100(評価機構成)の主な仕様
CPU Core i7-960(3.20GHz)
メモリー 9GB
グラフィックス Radeon HD 5870
HDD 1TB
光学ドライブ 記録型BDドライブ
インターフェース USB 2.0×8、eSATA、IEEE 1394、10/100/1000BASE-T LAN、光デジタルオーディオ出力など
サイズ 幅198×奥行き528×高さ493mm
OS Windows 7 Home Premium 64bit版
価格 19万8380円(本稿執筆時)

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