このページの本文へ

ハイエンドのパワーを堪能できるPC Studio XPS 9100 (2/3)

2010年10月04日 12時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

充実した拡張性 最高クラスのパーツでFF XIVも万全

Studio XPS 9100の内部

Studio XPS 9100の内部。レイアウトはオーソドックスなミドルタワー。拡張カード周りの空間には余裕を持たせている

 Studio XPS 9100の内部は、オーソドックスなミドルタワーケースとなっている。電源ユニットは本体上部にあり、本体前面側にオープンベイと内蔵用3.5インチHDDベイが3台分配置されている。またマザーボードの上には、拡張カードを支えるプレートが横切っている。マザーボード上のメモリースロットは6スロットもあり、最大24GB(4GB×6)ものメモリーを搭載可能だ。

 配置自体は取り立てて目を惹くものはないが、グラフィックスカードを装着する下部の空間は余裕を持つよう設計されており、280mmを超えるようなハイエンドグラフィックスカードを装着するのも苦にならない。一方で内蔵HDD用ベイは、背面方向から挿入して左右からネジ止めするタイプとなっている。この場合、HDDの取り外しには左側面のサイドパネルも外す必要があるのが、やや面倒だ。最近では側面からHDDを抜き差しできるPCケースも多いので、今後の製品では改良を期待したい。

ドライブベイを斜め後ろから

ドライブベイを斜め後ろから。HDDベイは後方から差し込むタイプ

 Studio XPS 9100は注文時に選択可能なコンポーネントに、高性能なものを取りそろえている点も非常に魅力的だ。選択可能な主なコンポーネントは以下に示すが、Core i7-900番台にRadeon HD 5870など、最高クラスのパーツを選べる。なお仕様詳細欄にはないが、グラフィックスカードにはRadeon系最強のRadeon HD 5970も選択できる。USB 3.0インターフェースの拡張カードを選べるのも、ハイスペックマシンを好むユーザーには嬉しい点だろう。

CPU Core i7-980X(3.33GHz/6コア)、Core i7-960(3.20GHz/4コア)
Core i7-930(2.80GHz/4コア)、Core i7-920(2.66GHz/4コア)
メモリー 3、6、9、12、24GB
GPU Radeon HD 5970(2GB)、Radeon HD 5870(1GB)、Radeon HD 5770(1GB)
Radeon HD 5670(1GB)
ストレージ 2TB(1TB×2)、1.5TB、1TB、750GB
光学ドライブ 記録型BDドライブ、BDコンボドライブ、DVDスーパーマルチドライブ
そのほか Creative PCI Express Sound Blaster X-Fi Titaniumサウンドカード
USB 3.0 PCI Expressカード
OS Windows 7 Home Premium 64bit、同Professional 64bit、
同Ultimate 64bit

 今回試用した試用機は、Core i7-960(3.20GHz)にRadeon HD 5870、メモリー9GBを搭載した構成である(仕様詳細は最終ページに)。どんなアプリケーションでも余裕で動かせるハイスペックで、「ファイナルファンタジーXIV」(FF XIV)のようなヘビー級のMMORPGから、Adobe Creative Suite 5ファミリーのようなプロフェッショナル向け画像・ビデオ編集ソフト、複数の仮想OSを同時に動かす仮想OSソフトまで、快適に動かせること間違いなしだ。

 電源ユニットの出力が525Wなので、さすがにハイエンドGPUの2枚差しは厳しいが、そこまで要求する人は「Alienware ALX」を選択した方がよいだろう。

ASCII.jpおすすめパック
製品ラインナップ
インテルバナー