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荻窪圭の“這いつくばって猫に近づけ” 第167回

こんなところで寝ますか? 我が家の猫の好きな場所

2010年09月17日 12時00分更新

文● 荻窪圭/猫写真家

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深夜に真っ暗な廊下で……

 「かふか」の今年夏のお気に入りの場所があと2つあった。

 ひとつはソファの背もたれの上。背もたれと壁の微妙なスペースにハマるのが好きらしい。夕方近く、腹が減ってくるとこのあたりにやってくる。ときどきその隙間にヘンなハマリ方をして面白がらせてくれる。

くつろいでたらハマっちゃってちょっと困ってる「かふか」。この赤いソファはとっくに猫の爪痕でぼろぼろです(2010年8月 ソニー NEX-5)

くつろいでたらハマっちゃってちょっと困ってる「かふか」。この赤いソファはとっくに猫の爪痕でぼろぼろです(2010年8月 ソニー NEX-5)

 もうひとつは玄関。うちは普通のイマドキのマンションなので、玄関を入ると廊下がある。普段廊下は消灯しているのだが、玄関の靴箱の下に常夜灯があり、そこだけぼーっと光ってる。

 で、どういうわけか、夜中に「かふか」がそこで寝ているのである。よほど目をこらさないと存在がまったくわからない。いい隠れ場所を発見したものだ。

真っ暗な廊下の奥にぽつんと寝てるかふか。って、普通、気づかないってば(2010年9月 キヤノン Powershot S95)

真っ暗な廊下の奥にぽつんと寝てるかふか。って、普通、気づかないってば(2010年9月 キヤノン Powershot S95)

 そーっと近づくと、靴を枕に寝てたらしい。

 つっこみどころ多すぎ。そりゃ玄関は涼しいだろうけど、蛍光灯の近くではそっちが熱くないか。猫的に靴の匂いは平気なのか。なぜわざわざ深夜に明るい場所で寝るのか……謎である。

「かふか」の枕はスニーカー。こういう暗い場所ではマイナスの補正をかけて撮るべし。明るいレンズのコンパクトデジカメがあると最高(2010年9月 キヤノン Powershot S95)

「かふか」の枕はスニーカー。こういう暗い場所ではマイナスの補正をかけて撮るべし。明るいレンズのコンパクトデジカメがあると最高(2010年9月 キヤノン Powershot S95)

 困るのは「かふか」がけっこうビビりなこと。夜中トイレに行こうと暗い廊下を進むと、足音に驚いた「かふか」が飛び出てくるのだ。

 暗闇からいきなり猫が飛び出てくるものだから驚くのはこっちである。しかもトイレに向かう途中だからこっちも思いきり油断しているのだ。ああそれだけは勘弁。

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筆者紹介─荻窪圭


著者近影 荻窪圭

老舗のデジタル系ライターだが、最近はMacとデジカメがメイン。ウェブ媒体やカメラ雑誌などに連載を持ちつつ、毎月何かしらの新型デジカメのレビューをしている。趣味はネコと自転車で、天気がいい日は自転車で都内を走りながらネコを見つけては撮影する日々。最近の単行本は『デジカメ撮影のネタ帳 シーン別ベストショットの撮り方』(MdN)、『デジカメ撮影の知恵』(宝島社新書)、『デジタル一眼レフが上手くなる本』(翔泳社。共著)、『東京古道散歩』(中経文庫。2010年4月27日発売)。twitterアカウントはogikubokei。ときどき猫動画をアップするYouTubeのアカウントもogikubokei。



*次回は2010年9月24日掲載予定



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