今年の夏も鉄道ファン向けイベントが、各地で開催されている。夏休みの風物詩となった「ポケモン・スタンプラリー」を筆頭に、JR東日本の中央線で活躍していた201系車両の引退に伴うグッズと弁当の記念販売や、長野県上田市を走る上田電鉄では現在放映されている「戦国BASRA 弐」の真田幸村をラッピングした車両が登場するなど、正直イベントすべてを回りきれるのが難しいほど多い。
そんな中、是が非でも行きたいイベントのひとつが「しんみさと夢空間カフェ」だ。
往年の名車に乗れる千載一遇のチャンス!
車内でのお茶はまさに夢心地!
これは、埼玉県の「ららぽーと新三郷」で展示されている豪華客車「夢空間」をカフェとして期間限定公開しているものだ。イベント内容としては単純かつ、明確なものだが、「鉄」からすればこれほど魅力的なものはない。なにせ、夢空間は1989~2008年に寝台列車「北斗星」のラウンジカーとして活躍したものだが、一般営業列車として走った回数はデビュー当初を除いて少なく、のべ乗客数が少ない車両なのだ。そして、オリエント急行をイメージして作られた内装は東急百貨店が担当しており、まるで一流ホテルにあるレストランのよう。
車両自体がとても魅力なしんみさと夢空間カフェだが、「カフェ」として謳うからにはメニューも気になるところだ。用意されているのは、東京と埼玉で販売されている駅弁が6種類と、ソフトドリンク6種類のほか、北海道のキヨスクで限定販売されている「ニセコWater」と「緑茶うらら」などだ。
また、生ビールや日本酒、梅酒といったアルコール類に加え、からあげや枝豆、ポテトなどのおつまみも販売されているため、ほろ酔い気分で夢空間を堪能できる。
ASCII.jp的にはお約束!?
忘れてはなりません、ウェイトレスさん
カフェといえば、ウェイトレスさんは切っても切れない関係。もちろん、今回のしんみさと夢空間カフェもちゃんとチェックしてた。常時1~2人のウェイトレスさんがおり、期間中は8人ほどでローテーションするとのことだ。
本イベントは、ららぽーと新三郷にて8月12日~9月16日まで開催する「新三郷 鉄道フェア」のひとつとして実施されている。そのため、しんみさと夢空間カフェも1ヵ月ほど営業している。また、しんみさと夢空間カフェだけでなく、ららぽーと本館では鉄道グッズの販売や写真パネルの展示も催されているので、鉄道マニアならばこちらにも足を運びたいところだ。