このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 次へ

柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」 第25回

まだまだ現役のWindows XPを安全に使い続ける技

2010年08月03日 12時00分更新

文● 柳谷智宣

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

成熟した環境はイメージバックアップを取っておく

 手間をかけて作り上げた環境は、イメージバックアップしておきたい。Windows XP用のフリーソフトの中には、今では公開されていない逸品も多い。うかつにOSを再インストールしてしまうと、再入手できなくなることもある。

 しかし、Windows XPにはドライブ丸ごと保存するイメージバックアップ機能が搭載されていない。バックアップソフトを持っていないのなら、「Macrium Reflect FREE Edition」を利用しよう。Windowsが起動した状態で、ドライブ全体のバックアップを作成できる。あらかじめ、起動ディスクも作成しておくこと。万一の際は、起動ディスクからブートして、バックアップデータを復元すればいい。HDDを換装する際にも利用できる。

バックアップソフト「Macrium Reflect」

バックアップソフト「Macrium Reflect」。対象ドライブを選択して、左上のアイコンをクリック。あとはウィザードに従うだけ


パソコンが壊れても
修理すればXPを使い続けられる

 「パソコンが壊れたら買い換えよう」と考えているWindows XPユーザーは多い。しかしHDDが壊れただけなら、換装を検討してもいい。SATA接続の3.5インチHDDなら500GBが4000円以下、2.5インチでも5000円以下で手に入る。ドライブの容量や接続方式が対応していないほど古くても、オークションサイトにたくさん出品されているので、入手は可能だ。

 光学ドライブが壊れたなら、USB接続の製品を買う手もある。DVDドライブなら4000円から、DVDスーパーマルチドライブでも6000円程度から買える。USB接続の製品なら、別のパソコンや新しいパソコンでも利用できるメリットもある。

 新しいパソコンとWindows 7に変えるには、お金がかかるし操作方法を覚え直すのが面倒だ。アプリケーションのアップグレードが必要になるかもしれない。使いなれたWindows XPなら、そんなこともない。Windows 7でなければ動作しないアプリケーションや周辺機器がどうしても必要になるまでは、Windows XPを使い続けてもいいだろう。


筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。現在使っているノートパソコンは、東芝のSS RXとMac。とはいえ、1年以上前の製品なので、買い換えを思案中。日経パソコンオンラインで「ビジネスパソコンテストルーム」、週刊SPA!で「デジペディア」を連載するほか、パソコンやIT関連の特集や連載、単行本を多数手がける。近著に「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)、「PDFビジネス徹底活用技」(技術評論社)、「Linkedln人脈活用術」(東洋経済新報社、共著)。


前へ 1 2 3 4 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン