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コストパフォーマンスの高さが魅力

法人向け液晶一体型PC「HP Compaq 6000 Pro All-in-One」

2010年08月03日 09時00分更新

文● 石井英男、写真●篠原孝志(パシャ)

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21.5インチ液晶を採用した法人向け液晶一体型PC「HP Compaq 6000 Pro All-in-One/CT Desktop PC」を紹介する

 日本HPから登場した「HP Compaq 6000 Pro All-in-One/CT Desktop PC」(以下、HP Compaq 6000 Pro AIO)は、21.5インチ液晶を採用した液晶一体型PCだ。同社は、コンシューマー向け液晶一体型PCに力を入れており、18.5インチ液晶搭載機から23インチ液晶搭載機まで4シリーズの製品を発売しているが、法人向け液晶一体型PCは、HP Compaq 6000 Proが初の製品となる。

 液晶一体型PCは、省スペース性に優れているため、貴重なデスクスペースをあまり占有しないことがメリットである。また、セパレートタイプに比べて、省電力性にも優れているため、ショールームや受付、店舗窓口、会議室などでの利用にも最適であり、法人向け需要も年々高まっている。そうした中で登場した、HP Compaq 6000 Pro AIOは、ビジネス用途に必要な機能のみを搭載することで価格を下げ、高いコストパフォーマンスを実現していることが魅力だ。

 ここでは、HP Compaq 6000 Pro AIOを試用する機会を得たので、早速レビューしていきたい。

スタイリッシュで省スペース性に優れたボディ

 HP Compaq 6000 Pro AIOは、省スペース性と快適な操作性を両立させた液晶一体型PCであり、デザイン的にも優れている。ボディデザインはシンプルかつスタイリッシュであり、ボディカラーもブラックなので、オフィスの空間にも違和感なく溶け込める。また、額縁部分が比較的狭いため、本体のサイズが幅54.55×奥行き23.45×高さ41.95cm(30度傾斜時)と、21.5インチ液晶搭載機としてはコンパクトなことも評価できる。重量は8.25kgであり、成人男性なら楽に持ち運べるので、オフィスのレイアウト変更にもすぐ対応できる。

HP Compaq 6000 Pro AIOは、デザインがシンプルかつスタイリッシュなので、オフィスやショールームなどの雰囲気を壊さずに設置できる

 HP Compaq 6000 Pro AIOは、BTOでCPUやメモリー、HDD、光学ドライブなどを変更できるので、予算や目的に応じて最適な仕様のマシンを選べる。CPUは、上位からCore 2 Duo E8500/E8400/E7500、Celeron E3300の4種類の選択肢が用意されている。すべてデュアルコアCPUだが、上位のものほど動作クロックが高く、L2キャッシュ容量も大きくなっている。今回の試用機には、最上位となるCore 2 Duo E8500が搭載されていた。チップセットとしては、グラフィックス機能統合型のIntel Q43 Expressを採用する。標準実装メモリーは、2GBまたは4GBだが、SO-DIMMスロットが2基用意されているため、4GB SO-DIMMを2枚装着すれば、最大8GBまで増設が可能だ。HDDの容量は、250GBまたは500GBから選べる。なお、今回の試用機のメモリーは2GB、HDDは250GBであった。OSは、Windows 7 Professional(Windows XP Professional&Windows 7 Professionalリカバリメディア付き)/Windows 7 Professional/Windows 7 Home Premiumから選択が可能だ。

本体背面もすっきりとしたデザインで美しい

SO-DIMMスロットを2基搭載しており、最大で8GBまでメモリーを増設可能

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