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らくらくホンとの連携を強化した新らくらくパソコン3

2010年07月27日 17時19分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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 富士通は27日、シニア・パソコン初心者向けパソコン「FMV らくらくパソコン 3」を発表した。ノート型と液晶ディスプレー一体型デスクトップの2種類がラインナップされている。価格はオープンプライス。

ノートブック型「LIFEBOOK AH/R3」

ノートブック型「LIFEBOOK AH/R3」

デスクトップ型「ESPRIMO FH/R3」

デスクトップ型「ESPRIMO FH/R3」

 今回で3世代目となるらくらくパソコンは、富士通のシニア向け携帯電話「らくらくホン」で培ったノウハウを元に、「見やすい」「かんたん」「あんしん」「しんせつ」をキーワードに、シニアにも使いやすくなる使い勝手の工夫をこらしたパソコンである。見やすく理解しやすいキーボードや、大きなフォントやボタンを使った独自のユーザーインターフェース、わかりやすい操作ガイドや電話サポートといった仕組みを取り入れている。

らくらくホンにおけるシニア向けの工夫。文字サイズを大きくするだけでなく、書体の形状にも気を配ったり、ボタンの突起も大きめにしている。このノウハウはらくらくパソコンにも受け継がれている

ノート型らくらくパソコンのキーボード(左)。文字が大きいだけでなく、日本語で機能を表記したり、よく使うキーを色分けしたりと工夫が多い。普通に使っても使いやすいキーボードだ

 新製品ではらくらくホンとの連携機能を重視して、「らくらくホン7」で撮影した写真を簡単にパソコン側に取り込める専用クレイドルを付属させた。これはらくらくホンのユーザー調査で、カメラ機能は使われているにも関わらず、撮った写真をパソコンに取り込んで使うという活用法が、ニーズが高いにも関わらず実際には行なわれていないことに端を発するものという。

 クレイドルを付属させただけでなく、取り込んだ写真をサムネイルやスライドショー形式で表示したり、写真を選んで簡単に印刷する機能を持つアプリケーションもプレインストールされている。

 ノート型、デスクトップ型ともに、ディスプレーはタッチパネルとなっていて、独自のタッチ操作メニュー「らくらくメニュー」と組み合わせることで、タッチ操作でもWindowsやアプリケーションを使いやすく配慮されている。さらに新製品では、らくらくメニューにタッチ操作での文字入力がしやすい操作パネルを用意。ネット検索をタッチ操作でしやすくしている。

新しいらくらくパソコンの3つの特徴

新しいらくらくパソコンの3つの特徴

 ノート型はLIFEBOOK AHシリーズを元にした15.6型ワイドディスプレーの大型ノート。デスクトップ型はESPRIMO FHシリーズを元にした20型ワイドディスプレーの一体型デスクトップとなっている。主な仕様は以下のとおり。

LIFEBOOK AH/R3(ノート型)
CPU:Celeron 900(2.20GHz)|メモリー:2GB|グラフィックス:チップセット内蔵
ディスプレー:15.6型ワイド 1366×768ドット|HDD:500GB|光学ドライブ:DVDスーパーマルチドライブ
OS:Windows 7 Home Premium 32bit版
予想実売価格:13万9800円(WEB MART直販価格)
ESPRIMO FH/R3(デスクトップ型)
CPU:Celeron T3300(2GHz)|メモリー:4GB|グラフィックス:チップセット内蔵
ディスプレー:20型ワイド 1600×900ドット|HDD:500GB|光学ドライブ:DVDスーパーマルチドライブ
OS:Windows 7 Home Premium 32bit版
予想実売価格:15万9800円(WEB MART直販価格)
CMキャラクターには、らくらくホンと同じく女優の大竹しのぶさんを起用

CMキャラクターには、らくらくホンと同じく女優の大竹しのぶさんを起用。大竹さん自身はすでにパソコンを使いこなしているようだ

 らくらくホンやらくらくパソコンでは、コンセプトをわかりやすく伝えるプロモーションも重視されている。テレビCMのキャラクターには、らくらくホンのCMにも出演している女優の大竹しのぶさんを起用。写真取り込みの楽しさ、簡単さなどをアピールするCMを展開するという。

 発売日はいずれも7月29日。富士通の直販サイト「WEB MART」での販売価格は、ノート型が13万9800円、デスクトップ型が15万9800円とされている。

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