驚くべき高感度撮影の画質
撮影感度は常用でISO 200~1000。拡張感度をONにすることでISO 100~1600での設定が可能になる。この最高感度ISO 1600という設定はハイエンドな中判デジタルカメラでは珍しい。
ハイエンドデジタルカメラはスタジオでの使用がメインだと思う。その場合、ストロボなどの光源を使用するのでその出力で光量を調整するのが一般的である。それほど高感度域まで必要とされないことが多いためだ。このあたりは屋外での使用を念頭においている645Dでは、一般的なデジタル一眼レフ並みとまでは行かないまでも、一般的な屋外撮影ではある程度高感度への対応が必要だと考えたのだろう。
ただ、驚くべきはその高感度時の画質である。もともとピクセルあたりの受光面積も十分に広く、さらにCCDセンサーという好条件がそろっているとしてもISO 1600の画質は十分すぎるほどきれいだ。