ペンタックスのウェブサイトでティーザー広告が掲載されていた「New-K」が、ついにお披露目となった。それが6月末に発売予定の「PENTAX K-7」である。
価格はオープンプライスだが、想定実売価格はボディのみが13万円前後、レンズキットが14万5000円前後となる。
マグネシウム合金の堅牢・軽量ボディ
K-7は同社「K」シリーズの上位機種となり、「K20D」よりも上のクラスという位置づけ。撮像素子は有効約1460万画素のCMOSセンサーを搭載する。
ただし、本体サイズは幅130.5×奥行き72.5×高さ96.5mmと比較的小柄な印象で、同社曰く「一番小さい高級機」という。
外装にはマグネシウム合金を採用し、堅牢性を確保しつつ、軽量(約670g)となっている。さらに防塵・防滴構造になっており、マイナス10度で動作する耐寒性まで備えている。
光学ファインダーは視野率100%、倍率0.92倍のガラスプリズムファインダーを搭載。新開発のフォーカシングスクリーン「ナチュラルブライトマットIII」の採用により、マニュアルフォーカス時のピント合わせが向上している。
また、77分割の測光素子と本体のセンサーの情報(構図の縦横、被写体までの距離、被写体の撮影倍率情報など)により、より高い精度の露出が可能だ。
手ぶれ補正は、同社独自のボディ内蔵手ぶれ補正機構「SR」を採用。撮像素子を動かすことで手ぶれを補正するが、これを応用する形で新たに「自動水平補正」機能や「構図微調整」機能を搭載。微妙に斜めになった写真などを自動で補正してくれる。
