7月8日、パロアルトネットワークスはリモート端末用のセキュリティソリューション「GlobalProtect」(グローバルプロテクト)を、今年末より提供すると発表した。
GlobalProtectは、同社が社内PC向けに提供するファイアウォール機能を社外のリモート端末(ノートPCなど)に提供するというもの。リモート端末に対して、アプリケーション単位やユーザー単位、コンテンツ単位のポリシーを適用することが可能となる。
また、社内にファイアウォールを設置しても、自宅やホテルからインターネットに接続して場合は、その恩恵を受けることができない。そこで、ファイアウォールを経由させたい場合は、VPNで社内ネットワークに接続させ、そこからインターネットに接続する手法がある。GlobalProtectでも同様のことが可能だが、特徴的なのは必ずしも社内ネットワークに接続する必要がない点。企業が管理する本社や支店、プライベートクラウド内に設置された複数ファイアウォールの中から最短距離にあるゲートウェイを特定し、自動的に接続する機能を持っている。これにより、高速なスループットが実現されると同時に、容易な管理と優れた保護を提供することが可能になるという。
リリース当初の対応OSはWindowsだが、スマートフォンなどにも順次対応する予定。