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オープン化の波はここから始まる?

フュージョン、AsteriskにFUSION IP-Phone網を正式開放

2010年04月23日 10時30分更新

文● TECH.ASCII.jp

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 4月21日、楽天傘下のIP電話事業者フュージョン・コミュニケーションズは、IP-PBXソフト「Asterisk」からFUSION IP-Phoneへの接続に正式対応した。また、これにともない、接続を行なうためのAsterisk用の修正プログラムを配布開始した。

 オープンソースのIP-PBXであるAsteriskは、高価な企業向けIP-PBXの機能を無料で利用できるということで、2004年の発表以来多くの導入実績を誇る。コスト削減に敏感な企業はもちろん、公的機関や大学などでの利用も始まっており、調査会社によると北米では18%のシェアを持っているという。一方、日本では通信事業者がAsteriskからの接続に対応していなかったため、本格的な普及にはほど遠い状況であった。

 これに対して、フュージョン・コミュニケーションは2009年11月からFUSION IP-Phone対応Asterisk修正プログラムを限定公開し、開発を進めててきた【関連記事:開け電話網!フュージョンはAsterisk猛者の梁山泊になる】。今回、修正プログラムの検証の結果、コスト削減や新しいソリューションの実現に役立つことが確信できたため、いよいよ正式な開放になったとのこと。

FUSION IP-Phone対応Asterisk修正プログラムのダウンロードを開始した

 今後、同社は「フュージョン Asterisk パートナー・アライアンス」として、パートナーとともにAsteriskのソリューション開発と展開を進めていく。

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