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ベースとなるMovable Type 5由来の新機能を満載

名称一新!企業向け「Movable Type Advanced」発表

2010年04月14日 06時00分更新

文● 花茂未来/インサイトイメージ

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 4月13日、シックス・アパートは企業向けWebサイト管理ソフトウェア「Movable Type Advanced」を発表した。これは、Webサイト管理ソフトウェア「Movable Type」をベースに大規模サイトや社内情報共有サイト用の機能を追加した製品で、現在提供している「Movable Type Enterprise」の後継製品となる。Movable Typeがバージョン4から最新のバージョン5に更新され、新たな機能が追加されている。

ウェブサイト管理ソフトウェアのMovable Type 5をベースに機能強化したMovable Type Advanced

 まず、Webサイトの管理機能では、リッチテキストエディタにより、手軽にコンテンツを執筆・デザインして投稿できるようになった。編集中の記事を自動保存する機能、過去のバージョンへ復元する機能も加わっている。そして、更新履歴管理の強化も特徴だ。ブログ記事やWebページ、テンプレートを「いつ、だれが、どのような変更を加えたか」が一目でわかるようになり、過去の状態へ復元することもできる。

 また、データベースは、Movable Typeが対応するMySQL5.0以上に加えて、Oracle Database 11gやマイクロソフトのSQL Server 2008を利用できる。そのほか、CMSの機能を強化する携帯閲覧や閲覧制限、時限公開、CSVインポート、フォーム作成などのプラグインも増えている。

 従来どおりブログ記事やWebページ、画像などのファイルはWebブラウザー上から管理可能で、ユーザーインターフェイスも同様のままだ。もちろんユーザー権限設定と組み合わせることもでき、上記の新機能と合わせて大規模なWebサイト運営をより柔軟で手軽に管理できるようになった。

 Movable Type Advancedの標準価格は、基本ライセンスが189万円。アカデミックライセンス価格の100万8000円と年間メンテナンス料の25万2000円は現行価格のまま据え置きだ。5月12日より発売を開始する。

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【訂正とお詫び】初出時、対応データベース表記に関して一部誤って掲載しておりました。訂正してお詫びいたします。(2010.4.15)

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