わたしは地元が名古屋なのでときどき帰省しているのであるが、今さら観光でもないので、名古屋城なんてめったに訪れないのである。
先日行く気になったのは、たまたま帰省してるときに晴天と桜が重なったから。毎年、翌年に使うための桜の写真を撮っておく必要があるのだ。
名古屋城を訪れたのは10年ぶりらしい。前回は2000年の5月。このときは天気も悪くて、イマイチだったのだよな。というのが分かるのも、そのときの写真が残ってるからなのだけれども。
当時、名古屋城正門近くの道路に2匹の猫がいたのだ。
バカだよね。猫のアップの写真しか残ってない。もっと広角にして、背景に名古屋城天守閣でも入れておけば「ああ、名古屋城で猫に出会ったんだな」ってわかるのに。
これではどこで撮った猫だか分かりゃしない。アップだけじゃなくて背景も入れた写真を撮っておくべし。
さて2010年。名古屋城東門方面へ歩いていくと、お堀をはさんだ石垣沿いに桜がずらっと並んでいて実に壮観で、多くの写真好きが三脚を構えていた。満開で晴天の日曜日は今日しかないぞ、みんな急げ、てなもんで、人がどんどん集まってくるのだ。
そんなお堀端に1匹の猫を発見。足元にお皿があるので、定期的に餌をもらっているらしい。背景に見えているのはお堀。水は張ってないので菜の花が咲き乱れてて公園っぽい背景だが、実は名古屋市のど真ん中。官庁街であり、すぐ横には片側4車線もある広い道路が通っている場所である。
そんな場所に猫が住んでいるというのも面白い。場所柄かなり人に馴れており、近づいても平気な様子。ご飯を食べたあとだったのか、ゆっくりとくつろいでいた(冒頭写真)。
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