このページの本文へ

顕微鏡になる!? PENTAXのタフネスデジカメ

2010年02月25日 10時00分更新

文● ASCII.jp編集部

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 「Optio I-10」(関連記事)など、何かとユニークなデジカメをリリースしているPENTAXから、面白い機能を満載したタフネスデジカメが登場する。

「Optio W90」のブラック(左)とピスタチオグリーン(右)

 3月中旬発売予定の「Optio W90」(予想実売価格4万円前後)は、水深6mの防水性能と、1.2mからの落下に耐えられる耐衝撃性能、-10度でも動作する耐寒性能、IP6X相当の防塵性能を持ち合わせる。

 特徴的なのは「デジタル顕微鏡モード」と呼ばれる撮影モードを搭載した点だ。1cmマクロ撮影状態で最大3.8倍のインテリジェントズームを利用でき、顕微鏡を覗いているような拡大撮影が可能。このモードにするとレンズ周囲に内蔵された3つのLEDライトが点灯し、被写体を照らし出すため、自分の影で被写体が暗くなることを防げる。

通常(左)の被写体に1cmまで近づき「デジタル顕微鏡モード」で撮影すると中央のようになる。さらに最大ズームすると右のように拡大できる

デジタル顕微鏡モードではこのようにLEDライトが点灯する

デジタル顕微鏡モードではこのようにLEDライトが点灯する

 また、撮影した画像をモノクロにし、コントラストを上げる「魚拓フィルター」を搭載。魚を撮影してこのフィルターをかけると、魚拓のような画像になる。

魚の写真(左)に「魚拓フィルター」をかけることで右のような写真になる

 このほか、犬や猫の顔を認識する「ペットモード」や、水中撮影用の「マーメイドモード」などを搭載。子供といっしょにアウトドアを楽しむのにうってつけだ。

本体背面のモニターは2.7型(約23万ドット)

本体背面のモニターは2.7型(約23万ドット)

上部にあるのは電源ボタンのみ

上部にあるのは電源ボタンのみ

 撮像素子は有効約1210万画素の1/2.3型CCDセンサーを搭載。手ブレ補正は電子式で、光学ズームは5倍。ISO感度は80~6400まで設定可能だ。1280×720ドットの動画撮影機能も搭載し、HDMI出力端子も装備する。

 本体サイズは幅107.5×奥行き25×高さ59mmで、撮影時の重量は約161g。

「PENTAX X90」

「PENTAX X90」

 PENTAXは同時にもう1機種デジカメを発表した。「PENTAX X90」(3月下旬発売、予想実売価格4万3000円前後)は、光学26倍の高倍率ズームレンズ(35mm換算で約26~624mm相当)を搭載するのが特徴。デジタルズームと組み合わせることで最大約162.5倍の望遠撮影が可能だ。

 X70からバッテリーが新しくなり、撮影回数が従来比で約50%向上した(1回の充電で約255枚)。

 また、Xシリーズでは初めて「小顔フィルター」を搭載。被写体の顔だけをひとまわり小さく処理してくれる。

 撮像素子は有効約1210万画素の1/2.33型CCDセンサーを搭載。手ブレ補正はCCDシフト式(SR)で、ISO感度は80~6400まで設定可能。1280×720ドットの動画撮影機能も搭載し、HDMI出力端子も装備する。液晶モニターは2.7型(約23万ドット)となる。

 本体サイズは幅111×奥行き110×高さ84.5mmで、撮影時の重量は約428g。

■関連サイト

カテゴリートップへ

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン