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音楽の「ナマ感」伝えたい ボーカロイドイベント主催が語る

2009年12月07日 16時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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2000年からイベント情報まとめサイトに関わり
イベントへは週通いの日々をつづけている

――ボーマスの前に、まずは「ケットコム」について教えてください。

鷲見英典さん。イベント情報サイト「ケットコム」を1人で運営している

鷲見 2000年4月くらいに始めた、同人系イベント情報まとめサイトです。「C★NET」というイベント情報をまとめた情報誌があって、そこにメンバーとして関わっていたのがきっかけです。当時はイベント系サイトが出始めた頃だったので、それをまとめたサイトを作ろうというコンセプトでした。サイトの閲覧数は現在、1日6000PVくらいですね。

――ケットコムはどれくらいの人数で回しているんですか?

鷲見 ケットコムは1人でやっていますよ。当時あまりまとめサイトがなかったのと、自分でもイベントが好きだったからというので続けています。コミケは晴海、幕張の時代から参加していました。エヴァンゲリオンの時代、1995年くらいからどんどんイベントに参加するようになりましたね。

晴海、幕張の時代 : コミックマーケットは1976年の開始当初、板橋産業連合会館で開催後、開催地を転々としている。1981年冬から東京・晴海にある東京国際見本市会場に場所を移したが、参加人数が増えつづけ、1989年にはより敷地の大きな千葉幕張メッセで開催した。

――イベントの楽しみというのはどこにあるんでしょう。

鷲見 やっぱり趣味の集まりですよね。個人的にはコスプレを見ることが多かったんですが、人と人のコミュニケーションが楽しいんですよ。出展者と買いに来た人と話して、友だちになって帰っていくという。

――イベントへはどのくらいのペースで通われるんですか?

鷲見 ほぼ毎週行ってますね。時期でいえば8月と12月は少ないですけど。自分で(ボーマスなどの)イベントをやっていると、自分のイベントのチラシを撒くのに使ったりもするんです。さすがに地方は行かないですけど。

――この9年間でイベントの数は減ってきましたか、増えてきましたか?

鷲見 うーん、細分化してきましたね。同人イベントに限れば、1つのイベントの中で細かいイベントを8つくらいやったりとか。「オンリー」を集めたイベントも増えてきました。ケットコムでは細かいイベントを集めた「スキマフェスティバル」というイベントを毎年やっています。赤ブーブー通信社さんがやっている「プチオンリー」というイベントもその1つです。

――オンリーというのは、特定のカテゴリーで集まるということですか?

「肩掛けカバンをたすき掛けにして、強調された胸のオンリーイベント」というすさまじくニッチなジャンルをフォローしたこともあったという

鷲見 そうですね。最初の頃は「肩掛けカバンをたすき掛けにして、強調された胸のオンリーイベント」というのもありました。それだけで5サークルくらいが集まります。ピンだとムリなので、そういったニッチなジャンルを10個くらい集めてイベントにしようというのが「スキマ」ですね。ボーカロイドも最初は「スキマ」の中でやっていたんですよ。

――同じ属性ではない人同士が集まると、イヤな空気になりそうな気がします。

鷲見 いや、それは大丈夫ですよ。むしろ興味のないジャンルも見てみたいということで評判がいいんです。

――実はここに来るまで、ケットコムをそういったイベントの「運営企業」と見てしまっていたんですが、法人ではないんですよね。

鷲見 ああ、それはよく言われるんですけど……あくまでイベント運営は趣味でやっていることなので、企業ではないんです(笑)。純粋に好きでやっているだけなんですよね、継続は力というか。イベントをやっている人にとっては宣伝がネット中心になっているので、「宣伝媒体としてのケットコム」という位置もあるとは思います。

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