ある日、編集部に一通のメールが届いた。チップチューン的なシンセサウンドに特化したiPhoneアプリ「NESynth」を開発した(関連記事)、ニューフォレスターの星野厚さんからだ。メールを要約すると以下のようになる。
「先日のワコムのDJツール『nextbeat X-1000』の取材記事を拝読しました。同じ開発者として共感する部分が多く非常に楽しく読ませていただきました」
星野さんは「iPJ」というiPhoneアプリ版のDJツールを発表していて、いまAppStoreに上がっているのは無料版に続く「iPJ PRO」という本格仕様版を開発中とのこと。
清水さんと星野さん共にお二方とも未来のDJツールについてはイメージをお持ちのはずだし、それを製品に落とし込もうと試みているはず。出来ればこの二人の話を聞いてみたい。
未来志向のDJツールという点で、ひょっとしたらnextbeatと開発意図が近いところもあるのではないか。そこでワコムでnextbeatを開発した清水さんに、星野さんとの対談をお願いしたところ、即オーケーが出た。そこで今回は「未来のDJツール」というテーマで、お二人の対談をお届けしたい。