Sony Ericssonはグローバル市場において、Android搭載の新端末「XPERIA X10」を発表した。発売は2010年前半。気になる日本市場での販売もニュースリリース内で明言されている。
XPERIA X10の最大の特徴は「UX platform」と呼ばれる独自のプラットフォームを搭載している点。UX platformではAndroid標準のものとは異なるリッチな3Dインターフェイスが利用できるだけでなく、ソーシャルメディアサービスと連携した各種のアプリケーションが用意される。
またソフトウェアの配信サービスとしてAndroid Marketのほかに、Sony Ericsson独自の音楽配信サービス「PlayNow」にも対応する。
それ以外のスペックとしては、CPUにはクアルコム製Snapdragon 1GHz。これまでのAndroid端末で不満点に挙げられていた動作速度の改善に期待が持てる。サイズは119×63×13mm/135gとほぼiPhone 3Gと同サイズ(わずかにX10のほうが大きい)ながら、メインディスプレイは4型のWVGA液晶(480×854ドット)と、こちらは画面サイズ/解像度ともにiPhone 3Gを上回る。
さらにはオートフォーカス対応の810万画素カメラ、Bluetooth、GPS、無線LANを搭載。通信規格はGSM/W-CDMA(HSDPA)に対応する。
Androidはそのポテンシャルの高さは理解されつつも、搭載端末の魅力という部分ではやや物足りなさがあった。XPERIA X10を始めとする次世代Android端末のリリースで本格的なAndroidの普及が国内でもついに始まりそうだ。