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折りたたみ式でUSB駆動

DR-150──カバンに入る超小型スキャナー

2009年10月22日 19時08分更新

文● 行正和義

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ドキュメントの電子化には十分なスキャン速度

 さて、大量のドキュメントをスキャンする際に気になるのはスキャン速度だ。今回は白黒の両面文書10枚(20ページ)を150dpiモノクロでスキャンしてみた。

 スキャン動作だけならば約40秒と比較的高速。ちょっとしたドキュメントの電子化には十分だろう。ただし、パソコン側のアプリでデータを受け取る処理に若干時間がかかる(もちろんPCのスペックにもよるが)。

スキャン時間
原稿の種類 スキャンのみの時間 後処理を含めた時間
白黒のA4両面文書
10枚(20ページ)
約40秒(グレースケールでもほぼ同等) 約42秒(150dpiモノクロ)
50秒(200dpiグレースケール)
A4カラー原稿
(1枚あたり)
11秒(150dpi)
15秒(300dpi)
50秒(600dpi)
20秒(150dpi)
45秒(300dpi)
110秒(600dpi)

 モノクロの原稿ならばほぼスキャン動作終了ともにパソコン側の処理も終わるのだが、グレースケールならば数秒、24bitカラーならば10数秒かかる。

 解像度を上げると当然スキャン動作も遅くなり、データ処理にも時間がかかる。24bitカラーでのスキャン動作自体は150dpiで1枚(両面)あたり11秒、300dpiで15秒、600dpiでは50秒、PC側での処理時間はそれぞれ20秒、45秒、110秒程度だ。A4カラー1枚に2分以上かかると言えば遅い印象があるが、実用上はA4原稿を600dpiでスキャンする必要性はあまりないだろう。

 主にパソコン画面上で見る電子文書の作成ならば十分な速度だ。


USB2ポート差しでスキャン速度アップ

 これらの数値はUSBケーブル1本で動作させたもの。本機はUSBケーブルを2本接続(うち1本は給電専用)することで、スキャン自体を約2倍にアップできる(特に両面同時スキャンで差が大きい)。カラー高解像度でのスキャンではPC側の処理時間がやや大きいのでメリットは少ないが、白黒文書を大量にスキャンするときにはUSBケーブルを2つ使う、あるいはオプションのACアダプターを利用したい。

TWAINドライバーも利用できるので、一般的なスキャナーと同じように画像処理ソフトから直接スキャンできる

 給紙機構はシンプルながら確実に動き、給紙ミスはほとんどない。ローラー部と給紙トレーに若干角度があるため、やや厚手の紙焼き写真やハガキだと突っ張ってローラーが給紙してくれないことがあったが、原稿を軽く上から押すと問題なく給紙した。また薄手で小さいレジレシートも問題なく給紙された(給紙ガイド幅の最小はだいたい51mmで、レシートの幅である)。 

 コンパクトなボディーとUSBバスパワー駆動の簡単さ、ドライバのインストールなしでも利用できるユニークな仕組みは確かにさまざまな用途で応用できそうだ。紙媒体での資料を電子化して送信するなどビジネスの現場でも重宝するだろう。また軽快な動作や場所を取らないサイズはいままでスキャナーを使っていなかった小規模オフィス・家庭にも導入しやすいはず。

 同種の商品としてはPFU/富士通の「ScanSnap」があり、手軽な卓上ドキュメントスキャナーとして高く評価されているが、本機の最大の違いはAutoScan機能に加えてTWAINに対応している点だろう。TWAINではなく独自のドライバーを使いながらもスキャンアプリとPDF化、管理ツールを組み合わせたScanSnap方式もよいのだが、やはり一度保存するのではなく他のアプリケーションから使いたい場合もあるはずだ。

 Photoshopのようなアプリからの直接スキャン、または同梱の家計簿アプリとの連携なども大きな利点だ。

表 DR-150の主な仕様
光学解像度 600dpi
インターフェース USB 2.0
本体サイズ(収納時) 幅280×奥行95×高さ40mm
重量 1kg

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