キヤノンマーケティングジャパンは、キヤノン電子製の企業向けネットワーク対応ドキュメントスキャナ「ScanFront 220P」を7月下旬から販売する。大型タッチパネルと指紋認証センサを搭載。デスクサイドや店舗受付などに設置できるコンパクトサイズに収めた。
ユーザーごとの機能制限やメニュー表示の設定が可能
「ScanFront 220P」は、企業内のワークグループでの利用を想定したネットワーク対応ドキュメントスキャナ。幅310mm×奥行き234mm×高さ158mm(トレイ収納時)とデスクサイドに設置できるコンパクトサイズに収めた。
特徴は、8.5インチの大型液晶タッチパネルを搭載し、直感的な操作を実現したこと。パネル上の簡単な操作で、スキャン画像の保存先の指定やプレビューができる。保存先は共有フォルダ、電子メール、FTPサーバ、USBメモリの4つから選択可能。頻繁に使う保存先を事前に登録しておく「ジョブボタン機能」も用意されている。
また、ユーザー管理機能を搭載するのも大きな特徴だ。本体に備えた指紋認証センサ、もしくはユーザー名とパスワードで認証し、ユーザーごとに機能を制限したり、メニュー表示を変更可能。ユーザーの登録・変更はWebベースの管理画面から行なうことができる。
原稿サイズは、カードサイズからA4まで。異なるサイズの原稿が混在する場合や、免許証や会員証などプラスチックカードにも対応する。さらに、原稿の給紙ミスを抑止する「超音波重送検知」や斜行補正機能も備える。読み取り速度は、片面スキャン時でモノクロ26枚/分、カラー9枚/分、両面スキャン時でモノクロ35ページ/分、カラー9ページ/分(いずれもA4縦・200dpi時)。
価格は、24万8000円(税別)。キヤノンでは、一般企業の部門利用のほか、銀行やレンタルショップなどの店舗受付窓口での利用を見込む。年間2400台を生産する計画だという。
