急なときでも、ソフトをインストールせずに使える
本機は基本的にUSB接続のTWAINスキャナーなのだが、ドライバーのインストールなしでも使えるというユニークな機能も特徴的だ。背面のAuto StartというスイッチをONにした状態でパソコンに接続すると、まずはUSBストレージデバイスとして認識される。
Windowsの「自動再生」メッセージで「CaptureOnTouch Liteのインストールと実行」を選べばCaptureOnTouchのサブセット版が起動する(インストール作業は実行されない)。
目的別スキャン設定などの機能はないものの、スキャンして各種形式でパソコンのフォルダに保存できる。ノートパソコンと一緒に持ち歩く用途はもちろんだが、DR-150を単体で持ち運んで、アプリの入っていないPCでも手早く原稿を読み込めるというのは非常に便利だ。
インストールして使用する、CaptureOnTouchの画面。基本的にあらかじめ解像度を設定しておき、スキャナー本体のボタンを押せばすぐさまスキャンが開始される。スキャン後にPDF形式での保存やメール添付などの動作が選べるほか、ジョブ選択スキャンを使えば、スキャナー本体のボタンを押した際に、どういった動作をするかを設定できる。
ドキュメントスキャナーというと、ビジネス向けという印象を持つ読者が多いかもしれないが、付属ソフトとして家計簿入力ソフト、名刺管理ソフトも同梱されている。レシートや名刺を読み込んでOCR、管理できるので、オフィスだけでなく家庭でも有効活用できそうだ。
