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スキャナーの達人になって紙を捨てる●3機種比較

2009年11月05日 23時32分更新

文● 吉田重戦車

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 書類や資料で机の上に紙束の地層ができていないだろうか。イザという時に大事な取引先の名刺が見つからず、捜すのに時間を取られた経験を持っている人もいるはずだ。これでは効率が悪いので大事な書類や名刺は、ドキュメントスキャナーを使ってデータ化することお勧したい。データ化しておけば、オリジナルの書類や名刺を紛失、廃棄しても、データからいつでも呼び出せる。中には「メリットがあるのは判っているけど、データ化の手間が…」という方もいるだろう。確かに書類のスキャンやデータ化は、以前は面倒で時間がかかりとても実用的とは言えなかった。しかし最近は、スキャンやデータ化作業を効率的に進めてくれる製品が登場している。今回は最新製品を3つ紹介する。


毎分20枚40面の高速読み取り!ScanSnap S1500

 PFU ScanSnap S1500は、大量の書類をワンプッシュのボタン操作で高速読み取りからPDF化までできるドキュメントスキャナーだ。両面読み取り、カラー自動判別、異なるサイズの原稿の混在読み取り機能など多彩な機能を搭載している。名刺も読み取れるし、A4サイズ原稿なら20枚両面を1分で自動スキャンできる(自動解像度モード)。全文検索できるPDFでも保存できるなど、AmazonのレビューでScanSnap S1500に高評価が多数付いているのがうなずける高機能さが売りだ。

Image from Amazon.co.jp
FUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500

 ScanSnap S1500は、ソフトウェアとしてScanSnap Organizer V4.0と名刺ファイリングOCR V3.0などが付属する。


小型軽量、読み取りは最高毎分12枚24面 imageFOMULA DR-150

 キヤノン imageFOMULA DR-150は小型軽量でコンパクトタイプのスキャナー。使わないときには引き出しの隅や本棚などにしまっておける。電源はUSBバスパワー対応なので、出張先のホテルなど、電源が確保できない場所でもノートパソコンのUSBポートに刺せば書類を読み取れる。読み取りは両面、カラー自動判別にも対応。名刺サイズからA4サイズまで読み取れ、スキャンデータは全文検索できるPDFで保存できる。

Image from Amazon.co.jp
Canon DR-150 imageFORMULA DR-150

 imageFOMULA DR-150は付属ソフトウェアとしてCaptureOnTouch LiteとCapturePerfect3.0、名刺管理ソフト やさしく名刺ファイリング エントリー3などが付属する。CaptureOnTouch Liteはスキャナー本体に内蔵されている。


フラットベットで厚い書籍も読み取りOK!エプソン GT-D1000

 エプソンGT-D1000はフラットベットタイプのスキャナー、名刺や書類だけでなく、厚みのある書籍などもスキャンできる。本体付属のオートドキュメントフィーダー(片面対応)でフルカラー12枚/分、モノクロ18枚/分でスキャンできる。赤・青・緑の中から指定色を除いてスキャンする機能を使えば、たとえば書類や書籍に書き込んだ赤字の書き込みをなかったことにできる。

Image from Amazon.co.jp
エプソン カラリオ ドキュメントスキャナ GT-D1000

 文書ファイリングソフトとして「Presto! PageManager 8 Standard」を搭載、日本語OCRソフトとして「読んde!!ココ パーソナルVer.4」が付属する。

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