VAIO Xは幅278×奥行き185mmで、B5サイズよりやや大きい。厚さは13.9mmで極めて薄い。重さは構成によって変わるが、店頭モデルで765g、オーナーメードモデルの最軽量構成で685g。本体カラーは店頭モデルがブラック1色、オーナーメードモデルでは、ブラックに加えて、プレミアムカーボンとゴールドの3色から選択できる。
本体スペックを見てみよう。オーナーメードモデルでは、プロセッサーとしてインテルAtom Z550(2GHz)、Z540(1.86GHz)、Z530(1.60GHz)が選択できる。ストレージはSSDで、容量は64~256GB。本体メモリーは2GBで増設はできない。光学ドライブは非搭載。画面は11.1インチのワイド液晶、解像度はWXGA 1366×768ドットだ。OSは店頭モデルがWindows 7 Home Premiumのみ、オーナーメードモデルではWindows 7 Professionalが選択肢に加わる。キーボードは、オーナーメードモデルなら日本語配列と英字配列いずれかが選べる。なお、キーピッチは17mmで、手が大きな人でも余裕をもって入力できる。
VAIO Xオーナーメードモデルのメリットの1つは、内蔵WiMAX通信アダプターを選択できることだ。外付け型のWiMAX通信アダプターは市販されているが、内蔵型は市販されていない。VAIO Xを外出先で使う場合、通信方法を確保する必要が出てくる。公衆無線LAN並の通信速度、無線WAN並の広さのサービスエリアを併せ持つWiMAXなら、首都圏など大都市圏のモバイル通信として実用的だ。また、通信アダプターが内蔵であれば、外付け通信アダプターの接続と取り外しの手間がないし、通信アダプターを忘れて通信できない心配もない。
VAIO Xは光学ドライブを内蔵していない。ソフトウェアのインストールや、本体SSDのバックアップを取る際には、USB接続の外付け光学ドライブが必要になる。
個人向けVAIO Xオーナーメードモデル | |
---|---|
項目 | 内容 |
直販価格 | 構成による |
CPU | Atom Z550(2 GHz)とAtom Z540(1.86 GHz)、Atom Z530 (1.60 GHz)から選択 |
OS | Windows 7 Professional 32ビット正規版、またはWindows 7 Home Premium 32ビット正規版 |
サイズ | 278(幅)×185(奥行)×13.9(高さ)mm |
重量(g) | 約655g(最軽量の構成時)~1080g(Xバッテリー時) |
画面サイズ | 11.1型ワイドWXGA (1366x768ドット) |
メモリー | 2GB |
SSD | 約64GB~約256GB |
光学ドライブ | なし |
無線LAN | WiMAX搭載時、ワイヤレスLANはIEEE 802.11a/b/g/n、WiMAX非搭載時はワイヤレスLANはIEEE 802.11b/g/n対応 |
Bluetooth | 選択可能 |
WiMAX | 選択可能 |
Webカメラ | なし |
モデム | なし |
バッテリー | 選択可能 |
TV機能 | なし |
キーボード | 日英から選択可能 |
本体色 | 3色から選択可能 |
(次ページへ続く)