10月8日、NTTコミュニケーションズは、仮想ホスティングサービス「グリーンホスティング ベーシック」の無償トライアルを10月15日から開始することを発表した。BizCITYブランドの基盤として同社が開発してきた「setten」をベースにしたサービスが、いよいよ本格的に商用化されることになる。
グリーンホスティング ベーシックは仮想サーバ単位でリソースを提供する「クラウド型」を謳うサービス。同社の堅牢なデータセンターにホストとされており、仮想サーバの障害時もライブマイグレーションされるため、高い可用性を実現するという。サーバ仮想化はレッドハットの「KVM」が採用された。ファイアウォールも標準搭載し、VPNおよびインターネット経由で接続可能となっている。今回は2010年4月の商用化に先立ち、ヒアリングと機能検証を目的にしたトライアルを提供する。
また、12月からは大容量のファイルサーバを提供する「グリーンストレージ」も開始する。Active Direrctoryの認証連携やバックアップ機能も提供。100GBから最大10TBまでのメニューを用意する。提供価格は100GBごとに月額2万1000円の予定となっている。
この連載の記事
-
第8回
データセンター
NTT Comのクラウド“Setten”を実現する7つの技術 -
第7回
データセンター
「クラウドください!」の声に応えるIBM CloudBurst登場 -
第7回
データセンター
「IIJ GIO」発表!プライベート型は11月スタート -
第6回
データセンター
NTTコム、WebOS採用のクラウド基盤「setten」実証実験へ -
第5回
データセンター
基盤技術で勝負!IIJお手製クラウドは近々離陸 -
第4回
ソフトウェア・仮想化
「21世紀のメインフレーム」を実現するvSphere 4 -
第3回
TECH
基調講演で見えたクラウド時代のセキュリティ対策 -
第2回
サーバー・ストレージ
米IBM、香港にクラウド研究所 -
第1回
ネットワーク
クラウドの先は雨か、快晴か? -
ネットワーク
クラウドをつかめ - この連載の一覧へ