BDやTV機能に加え、Windows 7への無償アップグレードも
最近ではネットブックの流行で、一体型パソコンでも低スペックで低価格を指向したネットトップと呼ばれる製品が増えているが、Studio One 19はパソコンとしての基本性能も充実している。今回試用した機材はCore 2 Duo E7500(2.93GHz)をCPUに、メモリーは4GBを搭載している。また、グラフィックス機能はチップセット内蔵型としては高性能で知られる「GeForce 9400」を選択している。「ハイエンドゲームもバリバリに!」というパソコンではないが、Atomベースのネットブック/ネットトップよりはるかに高性能で、ネット動画視聴やオンラインゲームにも十二分に楽しめる。
さらに、CPUには最高でCore 2 Quad Q8200(2.33GHz)を、光学ドライブにはBDコンボドライブも選択できる。内蔵型テレビチューナーは持たないが、オプションアクセサリーとして、SKnetやバッファローのUSB接続型地上デジタル放送チューナーやワンセグチューナーを用意している。地デジチューナーセットモデルもラインナップされている。AVを楽しむパソコンとしても、十分な性能を持っていると言えよう。
評価機の構成での価格は約12万円(本稿執筆時点の価格、最新の価格はデルのウェブサイトを確認のこと)。基本性能に加えてタッチスクリーンという特徴も合わせると、かなりお買い得と言える製品だ。さらに、デル製品はWindows 7への優待アップグレードが無料という特典もある。個人のデスクはもちろん、タッチ操作の利点を生かして家族で共用するパソコンにも適する1台である。
Studio One 19の主な仕様(評価機構成) | |
---|---|
CPU | Core 2 Duo E7500(2.93GHz) |
メモリー | 4GB |
グラフィックス | GeForce 9400チップセット内蔵 |
ディスプレー | 18.5型ワイド 1366×768ドット |
HDD | 500GB |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
無線通信機能 | IEEE 802.11b/g |
カードスロット | 7メディア対応カードスロット(SD/SDHCメモリーカード、メモリースティック/PRO、xD-ピクチャーカードなどに対応) |
インターフェース | USB 2.0×6(側面2、背面4)、10/100BASE-TX LANなど |
サイズ | 幅558×奥行き195×高さ395mm |
OS | Windows Vista Home Premium SP1 64bit版 |
価格(本稿執筆時点) | 11万9880円(最小構成価格 7万9980円から) |