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“マルチタッチ”対応の省スペース&スタイリッシュ機

Studio One 19──タッチパネルが快適な一体型PC  (2/3)

2009年10月09日 10時00分更新

文● 小西利明/ASCII.jp編集部

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感度良好で気持ちよく操作できるタッチスクリーン

指先でマウス操作や手書き入力ができる

タッチスクリーン構成を選択すると、指先でマウス操作や手書き入力ができる。反応も機敏で良好だ

 タッチ操作でパソコンを扱えるタッチスクリーン機能は、あくまでオプションだが、Studio One 19を選ぶなら、ぜひ選択してほしい機能だ。NextWindow社の光学式タッチパネル技術を使ったタッチスクリーン操作は、特にホームパソコンを楽しく使うのに役立つ。

 搭載するOSは、標準的なWindows Vista Home Premium x64版(64bit)だが、タッチ操作で使いやすいようにタイトルバーやスタートメニューのフォントが大きめになっていて、指先での操作も楽にできる。反応も機敏だ。1366×768ドットというディスプレー解像度は、サイズに比べるとやや低いかもしれないが、実用には十分だし、あまり高精細すぎてもタッチ操作しにくいので、このパネルサイズには適当だろう。

タッチで操作しやすいようにバーや各項目が大きめに

タッチで操作しやすいように、タイトルバーやウインドウ操作ボタン、スクロールバー、スタートメニューの項目が大きめになっている

 またタッチパネル機能だけでなく、Studio One 19では流行のマルチタッチ機能も備えている。2本の指を揃えて上下左右に動かせばウインドウのスクロール、Internet Explorer上で指を広げるように動かせばズーム──といった具合に、マルチタッチによるウインドウ操作が可能だ。Windows 7になればOS側がマルチタッチをサポートしてくれるので、より使いやすくなると期待できる。

Vista側のタッチ操作設定

Vista側のタッチ操作設定。ウインドウの中を指1本で自在にスクロールできる

マルチタッチの設定

マルチタッチの設定。2本指でのスクロールやズームのほか、ダブルタップに機能を割り当てることも可能

 タッチ操作に対応したペイントソフト「Cyberlink You Paint」や、動画編集・管理ソフト「Cyberlink TouchCam」も付属する。また、「DELL Touch Zone」という独自ソフトでは、タッチ操作に適した画像編集や動画・音楽再生、伝言板、音楽ゲームといったアプリケーションが用意されている。特に動画・音楽再生機能は、サムネイル一覧から聞きたいアルバムを選んだり、プレイリストに追加したりといった操作が、自然な操作でできるので面白い。

Studio One 19付属の「DELL Touch Zone」

Studio One 19付属の「DELL Touch Zone」。弧を描いて並ぶアイコンそれぞれがタッチ用アプリケーションになっている

静止画表示・編集機能

静止画表示・編集機能。簡易編集のほか、スライドショー表示も可能

動画・音楽再生機能

動画・音楽再生機能。下に並ぶサムネイルを、指で上に移動して再生。プレイリストに移動すると、リストに追加される

音楽ゲーム「DRUM ZONE」

簡単な音楽ゲーム「DRUM ZONE」。上から降ってくるマークがスピーカーの上に来たらタッチ

 また、本体もタッチ操作で扱いやすいように、大きく上向きに傾斜できる。

最大傾斜状態

最大傾斜状態。一体型パソコンでここまで傾斜できるものは珍しい。家族で同じ画面を見ながら使うのに便利だ

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