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miniガンプラに「脅威のメカニズム」を見た

2009年09月17日 19時13分更新

文● 吉田重戦車

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 数量限定の日清カップヌードルminiガンプラパックをもう手にいれただろうか。8月末に発売開始の機動戦士ガンダム30周年記念商品で、色プラガンダム史上最小の1/380スケール特製ガンプラがカップヌードルに同梱されている。今回リリースされたガンプラは、RX-78-2ガンダム、MS-06Sシャア専用ザクII、MS-06F量産型ザクII、MS-09ドムの4種類。ファーストガンダムの人気モビルスーツがそろって登場だ。スナップフィット色プラ採用で、手軽に組めるし塗装なしでも十分格好いい。

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 miniガンプラを謳うだけあってリンク先の画像を見てもかなり小さい。念のため組み立てたRX-78-2ガンダムの大きさを測ったが、4.6cmしかない。わずか5cmに満たない大きさの中にバンダイガンプラ30年のエッセンスが詰まっているわけだ。


miniガンプラを早速作ってみた!

 カップヌードルminiガンプラパックは、数量限定のため発売直後は入手困難だったが、最近Amazonなどの通販で入手可能になったので、早速入手し作ってみた。ニッパーを使い、部品を丁寧に切り離す。切り取ったゲートの部分やパーティングライン(ランナーに残った金型分割線)はデザインナイフの歯を立てて削る。miniガンプラはスナップフィットで接着不要だが、今回はリモネン系接着剤を使い接着した。組み立てに要した時間は20分くらい。

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 みかんのような香りがするリモネン系接着剤は、人体に影響のない柑橘系溶剤が成分。模型製作中に家族への配慮が必要な人にお勧めの接着剤だ。

 塗装はガンダムマーカーを使う。miniガンプラパックの入れ物を皿代わりに塗料を出し、面相筆で塗装した。パーツが小さく塗りにくいので、腹部のパーツは塗装してから組み立てた。塗るのは青や赤色部分のみで、白い部分は地の色を活かし塗装しない。塗装が終わったらフラットクリアースプレーでコートする。塗装は2時間くらいかかった。

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 ガンダムマーカーは水性で、有機溶剤の毒性について心配をしなくていいのがよい。フラットクリアーのスプレーは有機溶剤を使っているので、風通しのよい屋外で吹きつけた。

 完成後の感想は「とにかく小さい」の一言に尽きる。先日作ったHG 1/144 RX-78-2ガンダム Ver.G 30thと並べるとまるで赤ん坊だ。サイズが小さいため、表面のディティールを省略している箇所もあるが、1/380スケールとは思えない見事なモールドとプロポーションだ。

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miniガンプラ(手前)とHG 1/144 RX-78-2ガンダム Ver.G 30th(足だけ見えている)、500円玉

miniガンプラ(手前)とHG 1/144 RX-78-2ガンダム Ver.G 30th(足だけ見えている)、500円玉

 miniガンプラとHG 1/144 RX-78-2ガンダム Ver.G 30th、500円玉を一緒に撮ってみた。1/144スケールのガンダムも小さい模型だが、miniガンプラと並べるとまるでビグザム並に大きく見える。スナップフィットと色プラも高度な技術だが、さらにminiガンプラのような小さなプラモデルもキッチリ型抜きするバンダイの成形技術は、まさに「脅威のメカニズム」というフレーズがぴったりだ。

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