アップルは10日、同社の音楽プレーヤー「iPod」シリーズのラインアップを刷新した。最も大きく進化したのはiPod nanoで、ビデオカメラ/マイク/スピーカーが内蔵されるようになった。全体的に価格が引き下げられている。
機種名 | ラインアップ | 出荷日 | 従来モデル(参考) |
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iPod shuffle | 2GB:5800円 4GB:7800円 4GB(ステンレス):9800円 |
10日 | 4GB:8800円 |
iPod nano | 8GB:1万4800円 16GB1万7800円 |
8GB:1万7800円 16GB:2万3800円 |
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iPod classic | 160GB:2万4800円 | 120GB:2万9800円 | |
iPod touch | 8GB:1万9800円 32GB:2万9800円 64GB:3万9800円 |
8GB:10日、16/32GB:9月下旬 | 8GB:2万7800円 16GB:3万5800円 32GB:4万7800円 |
ビデオ撮影に対応したiPod nano
iPod nanoは、iPodシリーズで主力となる、液晶ディスプレーとクリックホイールを備えた小型の音楽プレーヤーだ。最新の第5世代では、8GBと16GBの2モデルが用意されている(Apple Storeで見る)。価格は8GBモデルが1万4800円、16GBモデルが1万7800円。
ディスク容量や外観は従来とあまり変わっていないが、ハードウェアで大きく進化した。一番の特徴は、背面左下にあるカメラを使ったビデオ撮影に対応したこと。動画のファイル形式はH.264で、画面サイズは640×480ドット、フレームレートは毎秒30フレーム。
「サーモグラフィー」や「X線」といったビデオエフェクトも用意しており、リアルタイムで適用しながら撮影できる。マイクとスピーカーも内蔵しており、音声付きの動画を撮って、音を出しながらその場で確認できる。
液晶ディスプレーも従来の2インチ/240×320より大きくなった、2.2インチ/240×376ドットのものを採用した。このほか、FMラジオ機能や歩数計、iPod shuffleでも採用していた曲名/アーティスト名の読み上げ機能「VoiceOver」、ボイスメモ機能などが搭載されている。
バッテリー駆動時間は音楽再生で約24時間、ビデオ再生で約5時間。本体サイズは幅38.7×奥行き6.2×高さ90.7mmで、重量は36.4g。
