10日、新iPodシリーズの全ラインアップがモデルチェンジした(関連記事)。一番の注目は何といってもビデオカメラやFMラジオ機能が付いたiPod nanoだが、ASCII.jp的に気になったのは新型iPod touchだ。
32/64GBモデルでは最大で50%速くなっているというが、実際のところはどうなのだろうか? 9月末の発売に先駆けて、32GBモデルの実機を入手したので検証してみたところ……。とりあえずは何も言わずに下の動画を見てほしい。
iPod touchとiPhoneでアプリの起動を比較
このテストは、画面左より、第1/第2/第3世代iPod touch、iPhone 3G/3GSと並べて、同じゲーム「Tiger Woods PGA TOUR BY EA SPORTS」(iTunes Storeで見る)を起動させたもの。
アプリの起動だけを見ると、第3世代iPod touchとiPhone 3GSが飛び抜けていることが分かる。第2世代iPod touchはそのスピードになんとか付いてきているという感じ。第1世代iPod touchやiPhone 3Gとの差は歴然。実際にストップウォッチで計測してみると……。
第3世代iPod touchは、第2世代より約30%ほど高速だった。さらに第1世代iPod touchやiPhone 3Gと比較すると、ほぼ倍のスピード。アプリの起動に10秒近くかかると待たされる印象がかなり強いが、5、6秒なら起動して、iPod touchを横方向に持ち替えてちょっと一息置くという感じだ。
iPod touchはもちろん音楽プレーヤーだが、アップルはさらにゲーム機としても売り出そうとしている。実のところiPhone/iPod touchゲームの中には、内容自体は面白いのに、iPhone 3Gで使うとやや動作が重くて「損をしているな」と感じるものもあった。32/64GBの新しいiPod touchを使えば、そうした不満も解消できるだろう。
