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社外プレゼンはケータイとプロジェクターだけでOK!

2009年08月27日 09時00分更新

文● 行正和義

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ViewLight Mobile NP52J

アナログRGB(ミニD-Sub15ピン)、ビデオ、USBディスプレーの各種入力端子と、USBメモリー、misiSDやmicroSD、さらにBluetoothにも対応(USB端子にアダプターを装着)するビジネスプロジェクター「ViewLight Mobile NP52J」(28万1400円)と、Bluetooth対応携帯電話を組み合わせたプレゼンテーション・ソリューションだ

ViewLight Mobile NP62J

同じく「ViewLight Mobile NP62J」(33万3900円)との組み合わせ。表示解像度もどちらもXGAだが、NP52Jが明るさ2600ルーメンなのに対し、NP62Jは3000ルーメンと明るい

 ニコンからプロジェクター内蔵デジカメ(関連記事)が発表されたが、ケータイとプロジェクターを組み合わせたら!? そんな新発想のプレゼンテーションシステムがNECディスプレイソリューションズから発売された。

 このシステムは、NECのモバイル文書閲覧システム「InfoFrame Document Skipper Mobile」とNECディスプレイソリューションズのBluetooth対応プロジェクター「NP62J」「NP52J」を用いたもの。携帯電話から会社のサーバーにあるデータにアクセスし、プロジェクターに画像を転送する仕組みだ。

 営業や広報部門がプロジェクターを用いて企画会議でプレゼンテーション、あるいは営業先で社内の各種文書やデータを携帯電話で確認、というビジネスシーンも増えている。そうした需要に合わせて、USBメモリーやSDカードのデータを(PCレスで)表示可能なプロジェクター、PDFやWord/Excel/PowerPointのファイルを閲覧可能な携帯電話などがすでに登場している。これらは確かに利便性は高いのだが、携帯電話やUSBメモリーといった小型デバイスで社外秘のデータそのものを持ち運ぶため、セキュリティ上の問題が生じてくる。

InfoFrame Document Skipper Mobileサーバーへのアクセス画面

InfoFrame Document Skipper Mobileサーバーへのアクセス画面(ログイン後)。プレゼンテーション用途を意識しているだけにファイル名ではなく、「ブック」という専用ファイル構造を採用している。検索も可能だ

InfoFrame Document Skipper Mobile

InfoFrame Document Skipper Mobile自体は同社が従来から展開してきた既存のシステムで、社内ドキュメントを携帯電話でも閲覧しやすい画面レイアウトになっている

 今回発表されたシステムでは、新開発の携帯電話用アプリケーションを使って、データをローカル(携帯電話上のメモリ)には置かず、アプリを終了すればデータが残らないところが最大のポイントとなっている。専用サーバーへのアクセスはこのアプリでのみ接続可能になっており、期限付き認証などで携帯電話本体の紛失・盗難でも情報流出が防げる。

 また、携帯電話の小さな画面でもデータを表示できるのだが、InfoFrame Document Skipper Mobileが表示デバイスに合わせて解像度などを変換する機能を持つため、プロジェクターにはより高解像度な画像データを渡せるようになっている。さらに複数ページにおよぶプレゼンテーションファイルの場合、一括して携帯電話に画像データをダウンロードするだけでなく、プレゼンテーションの進行に合わせて逐次ダウンロードする設定も可能だ。これによりプレゼンの前に長々とダウンロードで待たされることもなく、NP62J/NP52の内蔵キャッシュ機能を利用して、プレゼン画像を数ページ分先まで読み込むことで、スムーズにプレゼンテーションが進められる。

プロジェクターにBluetooth接続

プロジェクターにBluetooth接続すればそのままプレゼンデータが表示される。動作をスムーズにするため携帯電話側は画像番号のみの表示となっているが、サムネイル表示も可能だ

 システム構成例は、コンテンツ変換・登録・配信用サーバー1台、InfoFrame Document Skipper Mobileを中心とするソフトウェア、NP52J(10台)という構成で、約500万円からとなる。対応携帯電話はauのBluetooth搭載モデル「E05SH」(法人向け製品)を基本としているが、FOMA用アプリも用意されており、主に法人向け携帯電話を中心に動作検証中とのこと(ただし、FOMAの法人向け携帯電話にはBluetoothモデルがないため、USB接続となる)。

BlackBerry端末を用いたBluetooth接続のデモ

BlackBerry端末を用いたBluetooth接続のデモも行なわれた。ここでは単に端末内のデータを表示しているが、驚くほど簡単に接続→表示が可能だ

 法人向け携帯電話では紛失時の遠隔ロックや遠隔データ消去など、セキュリティーの面ではノートPC並みかそれ以上の機能を備えており、ビジネスシーンをサポートするアプリも充実してきている。スケジュール管理やドキュメントビューア、社外からのメール送受信だけでなく、より広範囲なビジネスサポートをセキュリティーを維持しつつも行える社内端末の延長として、ビジネスケータイはさらに活用されそうだ。


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