日本エイサーは25日、同社の薄型モバイルノート「Aspire Timeline」シリーズと、ネットブック「Aspire one」シリーズに、WiMAX通信モジュールを内蔵したモデルを発表した。発売日はいずれも9月だが、すでに販売サイトでは予約を開始しているとのこと。
発売されるのは以下の3シリーズ5機種。いずれもインテル製のWiMAX/WiFi通信モジュールを内蔵し、インテル製の接続ユーティリティーを使用する。なお、各シリーズの詳細は関連記事を参照のこと。
- Aspire one AO531h-Bk86X
- ネットブック。10.1型ワイド/1024×600ドットディスプレーとAtom N280(1.66GHz)を搭載。OSはWindows XP Home Edition。バッテリー駆動時間は約7.5時間。
- 価格:5万4800円、9月11日発売予定
- Aspire Timeline AS3810T-H22X、-PH22X
- 薄型低価格モバイルノート。13.3型ワイド/1366×768ドットディスプレーとCore 2 Duo SU9400(1.40GHz)を搭載。OSはWindows XP Home Edition(H22X)、またはWindows XP Professional(PH22X、Windows Vista Businessダウングレードモデル)。バッテリー駆動時間は約8時間。
- 価格:9万2800円(H22X)、9月11日発売予定
- Aspire Timeline AS3410T-S22X、-PS22X
- 薄型低価格モバイルノート。ディスプレーはAS3810Tと同じだが、CPUがCeleron Dual Core SU2300(1.20GHz)に変更。OSのバリエーションも同様である。バッテリー駆動時間は約7時間。
- 価格:7万2800円(S22X)、9月17日発売予定
通信事業者としては、MVNO方式で法人向けにWiMAXサービスを提供するダイワボウ情報システム(株)を利用する。そのため、ラインナップも法人向けのみで、ECサイト経由での法人限定販売のみとなる。
目を引くのは低価格のネットブックAspire oneの方だが、法人向けという販路も考慮してか、エイサーではディスプレーサイズやキーボード、性能面で優れて実用性の高いTimelineシリーズに重点を置いているもようだ。同日に行なわれた記者説明会では、同様にWiMAX通信機能を搭載した他社製モバイルノート(ThinkPad T400sとdynabook SS RX2)と比較して、必要最低限の性能と同等のバッテリー駆動時間を備えながら、価格で半値以下というコストパフォーマンスの高さをアピールしていた。
WiMAX内蔵モデルを販売するのは、以下のECサイトとなる。Aspire oneは個人・家庭向けで好評な製品だけに、個人向けの販売も期待したい。
