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T教授の「戦略的衝動買い」 第62回

クラウド族必携! 3倍速いHSPA+端末「D31HW」

2009年08月13日 12時00分更新

文● T教授

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愛用の「ThinkPad X200s」にイー・モバイルの「D31HW」を差したところ

 頻繁にモバイルPCを「衝動買い換え」する筆者のような人間にとって、ローカル側にあるファイルの依存度を低くして、ウェブサービスを徹底活用する「クラウド化」は望むべき方向だ(関連記事)。

 クラウド化を加速する大きな要因には、ネットワーク技術の進化と通信コストの低下が挙げられる。モバイルPCからどこでも高速かつ安価でインターネットに接続できる環境が整えば、ウェブアプリを使ったり、オンライン上にファイルを置いても特に問題はない。

 ほかにも機密管理などの点で、ユーザー側の意識が変わってクラウド化が推し進められることもあるが、それは人それぞれだろう。基本的にはネットワーク技術と通信コストが重要だ。そのふたつがここに来て通信キャリア各社の競争で大きく変化してきている。

 筆者はサービス開始と同時に、イー・モバイルのHSDPAサービスを利用し出した。当時、それまで使っていたPHS通信と比較して、体感スピードの違いに驚いたものだった。昨今は、下り7.2MbpsのHSDPAはほぼ全国をカバーし終わり、都心では次期高速回線のサービスがスタートした。

 そして、同じ発売日に入手しようと「予約衝動買い」をしたのが、今回紹介するイー・モバイルのHSPA+対応端末「D31HW」だ。

D31HW

D31HWには、USB延長ケーブルも付いている。筆者は8GBのマイクロSDメモリーカードも別途購入した(写真左)

D31HW

以前使っていたD02HWと比べたところ

D31HW

USB端子を露出した

 まず、メタルブラックの外観がお洒落で気に入っている。以前、データ通信用に使っていた同社の「D02HW」と比べるとデザインが洗練された印象だ。スライドスイッチでUSB端子を出し入れできるので、持ち運び時も極めてコンパクトで済む。

 マイクロSDカードを挿入することでUSBメモリーとして使えるようになるのも気が利いている。常にUSBメモリーを持ち歩いていないと落ち着かない筆者にとっては「一石二鳥」だ。

SIMカードとマイクロSDメモリーカードは十時に重なった構造で収納される。写真右では、手前から黒いメモリーカードが差さっている

D31HW

D31HWに挿入したマイクロSDメモリーカードは、PC本体からは「マイコンピュータ」の中にリムーバブルディスクとして現れる(画像ではFドライブ)


「戦略的衝動買い」とは?

 そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。

 それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである。

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