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ネットブックで快適ホームサーバー生活 Part.1

高性能PCにつながるネットブック LaVie Light Luiモデル

2009年08月27日 12時00分更新

文● 石井英男

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ネットブックでモバイルWiMAXも!
多彩なモバイルブロードバンドに対応

 BR330/TAには、従来のPCリモーターでは実現できなかったメリットがほかにもある。BR330/TAはOSにWindows XP Home Edition SP3を搭載したネットブックなので、Windows XP対応のデータ通信カードやアダプターなら、通信キャリアやメーカーを問わず利用できる。最新の高速無線通信技術「モバイルWiMAX」への対応も容易だ。多用な通信手段のどれでも使えるというのは安心感がある。

UQコミュニケーションズのUSBモバイルWiMAXアダプター「UD03NA」

UQコミュニケーションズのUSBモバイルWiMAXアダプター「UD03NA」。BR330/TAにこれを接続してテストしてみた

 今回はUQコミュニケーションズのUSB モバイルWiMAXアダプター「UD03NA」を利用してテストしてみた。理論値で下り最大40Mbpsを実現するモバイルWiMAXだけあって、サービスエリア内ではリモートスクリーン接続も快適に利用できた。ブロードバンド通信技術は今後もさらに進化していくわけだが、BR330/TAなら将来より高速なブロードバンド通信技術が登場しても、(XP対応ドライバーが提供される限り)すぐに利用できるということだ。

UD03NAを利用して、駅構内から自宅のパソコンを操作

UD03NAを利用して、駅構内から自宅のパソコン(Luiサーバー)を操作しているところ。BR330/TAは軽いので、メールチェック程度なら立ったままでも利用できる



 BR330/TAがWindows搭載ネットブックとして初めてLuiクライアント機能に対応したことで、Luiの可能性は大きく広がったといえる。現時点では、NECのほかのパソコンでLuiクライアント機能をサポートした製品は発売されていないので、ノートでLuiクライアント機能を利用したいのなら、BR330/TAのほかに選択肢はない。

 また、BR330/TAとベースモデル(BL300/TA)の実売価格差は数千円程度であり、バッテリーが大容量バッテリーになっていることを考えるとネットブックとしてもお買い得と言っていい。今すぐLuiのPCオンデマンドを使う予定がなくても、まずBR330/TAを購入しておき、後からPCリモーターサーバボードを導入して、PCオンデマンド環境を構築するというのもお勧めだ。

 BR330/TAの登場に合わせて、PCリモーターサーバボードの単体販売も開始された。実売価格は4万円前後。PCリモーターサーバボードを利用すれば、他社製パソコンや自作パソコンをLuiサーバーとして使えるようになるわけだ。次回はこのPCリモーターサーバボードについて、詳しく解説したい。

LaVie Light Luiモデル BR330/TAの主な仕様
CPU Atom N280(1.66GHz)
メモリー 1GB
グラフィックス Intel 945GSE Expressチップセット内蔵
ディスプレー 10.1型ワイド 1024×600ドット
HDDストレージ 160GB
無線通信機能 IEEE 802.11b/g/n(Draft 2.0)、Bluetooth 2.1+EDR
カードスロット カードリーダー(SD/SDHCメモリーカードに対応)
インターフェース USB 2.0×3、アナログRGB出力、10/100BASE-TX LANなど
サイズ 幅258×奥行き205.5×高さ27.5~36.9mm
質量 約1.32kg
バッテリー駆動時間 約8.5時間
OS Windows XP Home Edition SP3
予想実売価格 6万8000円前後

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