40年以上に渡って秋葉原で営業し、6月14日に閉店した老舗喫茶店「炭火珈琲庵 古炉奈」(以下:古炉奈)の跡地が、本日から欧風ギルドレストラン「グランヴァニア」として装いも新たにオープンとなった。
同店をプロデュースした飲食店プロデューサーの野間氏に同店のコンセプトを聞いたところ「萌えに偏らない、中世ファンタジーの世界観をコンセプトとした秋葉原スタイルのお店。一般のお客様からは、ちょっと変わったレストラン。オタクのお客さんからはしっかりとオタクの要素を取り入れているレストランと支持してもらえるようにしたい」と話していた。
秋葉原に数多くあるメイド喫茶のような、お客さんとメイドがゲームをするなどのアミューズメントの要素は減らして、レストランとして一般からオタクまで幅広く使えるお店を目指しているようだ。
古炉奈が閉店し、グランヴァニアとしてリニューアルオープンが発表された際には“落ち着いた雰囲気の店内が良かったが、新しいお店はどうなってしまうのだろうか”と心配する声も挙がっていたが、店内の内装はほぼ古炉奈時代のまま。唯一の変更点として、壁に間接照明が追加されていた。
とはいえ、店内の空間には大きな変更が加えられており、入口から入って右手にあったキャッシャースペースはカウンターになり、キャッシャーは入口正面へと移動していた。また右手側の客席スペースの一部が、キッチンスペースへと様変わり。
古炉奈では会議スペースとして貸し出しをしていた部屋はスタッフの控え室となり、今後も会議スペースとして貸し出しの再開の予定はないという。
大きく変貌を遂げていた右側に対して左側は大きな変化はなく、客席の配置が若干変更されているほかは古炉奈の時代のままとなっていた。
ちなみに客席数は、禁煙35席、喫煙35席の合計70席で、古炉奈のころとほとんど変っていないとのこと。
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