Windows 7 RC版が提供されて早1ヵ月半。Windows Vistaよりも軽快なレスポンスに、常用したい思っている方も少なくないだろう。しかし、困るのがセキュリティーソフトだ。Windows 7(RC版)に対応を表明するセキュリティーソフトはまだ多くないため、インストール時に出る警告メッセージを無視して使うなど、苦労している声も聞く。
トレンドマイクロは22日、次期セキュリティーソフトとされる「ウイルスバスター2010(仮称)」の公開βテストを開始した。利用するにはユーザー登録(無料)と、アンケートへの回答が必要だが、使い慣れて安心感のあるセキュリティーソフトがWindows 7 RC版でも利用できるというのはありがたい。提供期間は2009年7月10日までで、試用期限は2009年8月15日まで。
なお、β版に付属するドキュメントによると、現バージョン(ウイルスバスター2009)からの主な変更点は以下の通り。
- メモリやHDD使用量を削減して、PCの起動時間を短縮
- [パーソナルファイアウォール]のログ画面に[許可]ボタンを追加。例外ルールの設定が容易になった
- セキュリティー機能のステータスを確認しやすいセキュリティレポートを搭載
- Webブラウザーに常駐する「Trend ツールバー」のURL評価機能で、BiglobeとInfoseekの検索結果も評価可能
- システムチューナーに「履歴クリーナー機能」を搭載
- 「その他のツール」を改良してパフォーマンスを向上
対応OSはWindows 7/Vista/XP。そのほかの動作環境は同社公式サイトで確認されたい。
