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津田大介氏が語る、Twitter報道論「tsudaる技術」

2009年06月19日 18時00分更新

文● ASCII.jp編集部

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「tsudaる」とは何か?

津田 まず「tsudaる」という言葉が広く使われていることについてですが、はっきり言ってやめてほしいですね(会場笑)。テレビの感想を言うことまで「tsudaる」と言われてしまっている状況にも関わらず、想起されるのは固有人名です。早く新しい単語が出来てくれるとありがたいなと思っています。

 自分でtsudaるという言葉を作ったわけでもないのに「tsudaるって迷惑行為だよね」とか「新規性もないよね」とDIS(批難)されるなど、納得のいかないところは多々あります。ですが、ぼくの手を離れてしまったところもあるので「あきらめました」ということにしています。

 では「tsudaる」の定義は何か。trickenさんが投稿した「社会問題上重要度の高いカンファレンスにオンライン状態で出席し、現場で発表された発言の140字要約postをTwitterのTimeline上に送り続ける行為」を公式な定義にしてもらえると無難かなと思っています。

「tsudaる」を定義したtricken氏のpost

 民主党員の逢坂さんが党首討論に感想をつけていて「国会議員にもtsudaるの波が!」というコメントを多く見かけましたが、僕はあくまで現場の発言を淡々と要約して伝えているんですね。その混濁した部分を分けられるといいかなという気がしています。


「tsudaる」で報じてきたもの

津田 Twitterを始めたのは2007年4月13日、かなり最初期の段階からやっていたんですね。17日には「仕事をはかどらせなくするツールナンバーワンじゃないか」と発言しています。25日には「いずれ飽きる」と書いていますが、ぼくは今Twitterをしているときが一番楽しいですね(会場笑)。

 実際にTwitterの中継を始めたのは5月31日の「文化審議会私的録音録画小委員会のライブ中継をするよ! のコーナー」。まだ今のスタイルではなく、「枚数制限とかありえんよなー」のように、感想と話されていることをそのまま書くというスタイルでした。

開始当初は「ICPFのセミナーは噂には聞いていたが、なかなか怖いところだ」などの感想も中継と同時に投稿されていた

 7月24日にはICPF*1のセミナーに行き、ゲストの三田誠広さんの発言をカッコ付きで実況しました。三田さんの発言中にヤジが飛んでいたので「なかなか怖いところだ」などの感想を挟み込んだりしていました。

 その後、質疑応答で池田信夫先生が発言されたときに話者を区別する意味で「名前+発言」という今のスタイルを作ったんですよ。本当に初期から中継をやっているんですよね。

2007年に配信してきた中継の内容

2007年5月31日 文化審議会 私的録音録画小委員会

2007年7月24日 ICPFセミナー

2007年8月23日 think Cトークイベント

2007年8月30日 ICPFセミナー

2007年9月5日 「デジタルコンテンツ白書2007」発刊セミナー

2007年10月12日 著作権分科会

2007年10月12日 think Cトークイベント

2007年11月9日 「デジタル私的録画問題に関する権利者会議」の記者会見

*1 ICPF: 情報通信政策フォーラム、Information and Communications Policy Forumの略称。

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