スマートフォンを「はしご」してきた
日本でスマートフォンの草分けと言えば、ウィルコムの「W-ZERO3」だが、筆者が初めて使った純粋なスマートフォンは米T-Mobileの「SideKick」だった。
SideKickは、変形ギミックが最高だ。メール着信があるや否やポケットから取り出して、親指で液晶画面のフレームをプッシュすると、液晶が「シャキーン!」とダイナミックに回転してキーボードが現れる。
それ以来、数多くのスマートフォンを「はしご」してきた。今は、昨年夏に買って、最近はほとんど出番がなくなってきているiPhoneを解約するかどうかで悩んでいる。
ケータイは長期契約付きで買うと、すぐに気分が変わって解約するときに数万円単位でお金をドブに捨てることになってしまう。筆者同様、「ケータイ衝動買い」という悪癖のある人は、最初は少し高くても「白ロムケータイ」をオークションなどで探すのが、最終的には得だろう。
ここ半年ほどで、スマートフォンを3台ほど購入したが、すべてオークションで購入した白ロム版だ。
キャリアが違おうが、ケータイの製造メーカーが異なろうが、スマートフォンであれば、オンライン上の「Google カレンダー」や連絡先を利用できる。短期間に何台ものケータイを買い換えたり、並行して複数台のケータイを使っても、電話帳の引き継ぎや予定表の同期といった無駄な作業とは無縁だ。ネットに接続して、「Sync一発」で1分後には以前のケータイと同じに使えてしまう。もはやケータイはシンクライアントの最先端だ。
IBM PC系のBlackBerryに乗り換えた
現在、筆者のケータイ環境は、iPhoneと「Nokia E90」の両方を止めて、発熱問題の落ち着いた「BlackBerry Bold」に統一した。
ケータイも、パソコンで言う「Mac系」と「IBM PC系」のDNAがどことなく残っている面白い世界だ。アップルDNAの人にはどことなくiPhoneが快適で、IBM PC系の人にはNokiaやBlackBerryがしっくりくる。
今回、BlackBerry Boldに乗り換えた理由は、電池カバーのバリエーションの多さにある。スマートフォン系のウェブサイトを徘徊していて、偶然、見つけてハマってしまった。
「戦略的衝動買い」とは?
そもそも「衝動買い」という行動に「戦略」があるとは思えないが、多くの場合、人は衝動買いの理由を後付けで探す必要性に迫られることも多い。
それは時に同居人に対する論理的な言い訳探しだったり、自分自身に対する説得工作であることもある。このコラムでは、筆者が思わず買ってしまったピンからキリまでの商品を読者の方々にご紹介し、読者の早まった行動を抑制したり、時には火に油を注ぐ結果になれば幸いである。

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