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XPと本気でさよならするための Windows 7特集 第4回

これだけは知っておきたいWindows 7の疑問【後編】

2009年05月16日 18時00分更新

文● 二瓶 朗

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Q10 標準メールソフトがなくなった?

 XPまで使われていた標準メールソフト「Outlook Express」に代わって、Vistaでは「Windowsメール」が導入された。しかしWindows 7では、メールソフトはプレインストールされなくなった。ユーザー自身がなんらかのメールソフトをインストールする必要がある。Windows 7搭載パソコンが出荷されるようになると、パソコンメーカーが独自にメールソフトをインストールして出荷する場合もあるだろう。

Windows Liveおすすめパックのダウンロード

Windows Liveメールなど、「Windows Live」関連のアプリケーションは、スタートメニューの「はじめに」→「Windows Liveおすすめパック」からまとめてダウンロードできる

 「マイクロソフトのメールソフトがいい」という場合は、オンサインサービス「Windows Live」で、「Windows Liveメール」が提供されている。スタートメニューから簡単にダウンロードできる。

Windows Liveでは、関連アプリケーションをまとめて導入できる

Windows Liveでは、関連アプリケーションをまとめて導入できる。一括セットアップできるのは、「Messenger」「メール」「Writer」「フォトギャラリー」「ムービーメーカー(ベータ)」「ファミリーセーフティ」「Toolbar」など


Q11 Vistaと比べて追加/削除されたアプリケーションはある?

 Vistaと比較すると、上述のとおり「Windowsメール」がなくなった。ほかに削除されたアプリケーションには以下のものがある。多くはWindows Liveで同様のソフトが提供されている。

  • Windowsアドレス帳
  • Windowsカレンダー
  • Windowsフォトギャラリー(フォトビューワーは存続)
  • Windowsミーティングスペース
  • Windowsムービーメーカー
  • Windowsサイドバー(OS側に機能統合)

 一方、新たに追加されたアプリケーションは以下のとおり。

  • 数式入力パネル
  • 付箋
  • インターネットスペード
  • インターネットチェッカー
  • インターネットバックギャモン

 また「ペイント」と「ワードパッド」には、Office 2007で採用された「リボン」インターフェイスが採用されている。

リボンインターフェイスを採用した「ペイント」

リボンインターフェイスを採用した「ペイント」


Q12 サイドバーガジェットはどこにいったの?

 Vistaのデスクトップで象徴的だった、画面端に配置された「サイドバーガジェット」は、Windows 7のデフォルトのデスクトップには表示されていない。そもそもWindowsサイドバーは独立したアプリケーションではなくなり(Sidebar.exe自体は使われている)、OSの機能に統合された。

ガジェットはデスクトップに直接配置

ガジェットはサイドバーではなくデスクトップに直接配置される

 Windows 7でガジェットを使う場合は、デスクトップを右クリックして、表示されたコンテキストメニューから「ガジェット」を選択する。サイドバーという表示方式が廃止されたことで、ガジェットは常にデスクトップ上でフローティング状態での表示となった。そのためほかのウインドウに隠れがちになるが、このときにも、タスクバー右端の「デスクトップの表示」ボタンが有効に使えるというわけだ。

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