Q10 標準メールソフトがなくなった?
XPまで使われていた標準メールソフト「Outlook Express」に代わって、Vistaでは「Windowsメール」が導入された。しかしWindows 7では、メールソフトはプレインストールされなくなった。ユーザー自身がなんらかのメールソフトをインストールする必要がある。Windows 7搭載パソコンが出荷されるようになると、パソコンメーカーが独自にメールソフトをインストールして出荷する場合もあるだろう。
「マイクロソフトのメールソフトがいい」という場合は、オンサインサービス「Windows Live」で、「Windows Liveメール」が提供されている。スタートメニューから簡単にダウンロードできる。
Q11 Vistaと比べて追加/削除されたアプリケーションはある?
Vistaと比較すると、上述のとおり「Windowsメール」がなくなった。ほかに削除されたアプリケーションには以下のものがある。多くはWindows Liveで同様のソフトが提供されている。
- Windowsアドレス帳
- Windowsカレンダー
- Windowsフォトギャラリー(フォトビューワーは存続)
- Windowsミーティングスペース
- Windowsムービーメーカー
- Windowsサイドバー(OS側に機能統合)
一方、新たに追加されたアプリケーションは以下のとおり。
- 数式入力パネル
- 付箋
- インターネットスペード
- インターネットチェッカー
- インターネットバックギャモン
また「ペイント」と「ワードパッド」には、Office 2007で採用された「リボン」インターフェイスが採用されている。
Q12 サイドバーガジェットはどこにいったの?
Vistaのデスクトップで象徴的だった、画面端に配置された「サイドバーガジェット」は、Windows 7のデフォルトのデスクトップには表示されていない。そもそもWindowsサイドバーは独立したアプリケーションではなくなり(Sidebar.exe自体は使われている)、OSの機能に統合された。
Windows 7でガジェットを使う場合は、デスクトップを右クリックして、表示されたコンテキストメニューから「ガジェット」を選択する。サイドバーという表示方式が廃止されたことで、ガジェットは常にデスクトップ上でフローティング状態での表示となった。そのためほかのウインドウに隠れがちになるが、このときにも、タスクバー右端の「デスクトップの表示」ボタンが有効に使えるというわけだ。
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