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T教授の「戦略的衝動買い」 第48回

19gの心地よさ 最もアップルらしいiPod shuffle

2009年04月13日 14時00分更新

文● T教授

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音にこだわって純正In-Ear Headphonesを付ける

 筆者はiPod shuffleに、アップルのカナル型イヤホン「Apple In-Ear Headphones with Remote and Mic」を付けて使っている(関連記事)。

Apple In-Ear Headphones with Remote and Mic

In-Ear Headphonesを付けたところ。見た目は付属のイヤホンと似ているが、ラバー部分のデザインが異なる

 iPodシリーズは、低価格のiPod shuffleから高価格帯のiPod touchに向けて、明らかにオーディオ品質が向上する製品群だ。新しいiPod shuffleは旧製品に比べて音質が改善されたと感じたが、ここは付属のイヤホンではなくIn-Ear Headphonesにアップグレードしたいところ。

 一般のオーディオでも、最も音質の変化を得られるのはスピーカーの交換時であることは歴史的な事実なのだ。実はオプションのヘッドホンのほうが9400円で、8800円のiPod shuffleより高価なのだが、そこは音に対するこだわりと「愛嬌」だろう。

パワースイッチ

パワースイッチが2段になっており、オフの状態から動かすと最初は順次再生、次がランダム再生という動作になる

充電

短いUSB/ミニPhoneプラグケーブルが付属。充電の際もイヤホン端子を利用する。充電しながら音楽再生はできない

充電

もちろんアップル純正のACプラグ/USBアダプターに差して、充電することも可能だ

 このiPod shuffleとIn-Ear Headphoneの組み合わせでも総重量はたったの19g。未来に出るであろう究極のモバイルオーディオに比べるとまだまだ2倍ほど重いが、たった19gでも十分に快適なモバイルミュージック環境を提供してくれる。

 再生/一時停止やボリューム調節など、すべての操作は、イヤホンケーブルの途中にあるリモコンを指先で操作することで実現している。一時停止ボタンの長押しで実行する「VoiceOver」機能を使えば、プレー中の曲目やアーティスト名を読み上げてくれたり、あらかじめ作ったプレイリストを選べる。液晶を完全に取り払ったiPod shuffleだけが採用しているのは、もったいないほどの高機能だ。

 新しいiPod shuffleは、そんなさり気ない心地よさを提供してくれる、iPodシリーズの中でプライスパフォーマンスが高くて最もアップルらしい携帯音楽プレーヤーなのだ。

小さなモノ大集合

iPod shuffleを見ていると、小さなモノを集めたくなる。左から、愛用のNight & Day Dimpleメモ、ファーバーカステルのボールペン、iPod shuffle、バッファローのUSBメモリー(4GB)


今回の衝動買い

アイテム:iPod shuffle 4GB
価格:8800円(ヨドバシカメラにて購入)


T教授

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。

 

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