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【T指令のパーツで遊ぼう!! No.12】Vista対応のTVキャプチャを軽く試してみる!!

2007年01月05日 07時51分更新

文● T指令

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T指令
【T指令プロフィール】小学生の頃から自転車で、秋葉原に通うアキバ大好き人。NECのPC-9800シリーズが全盛期のPCショップや、DOS/Vパソコン・自作パーツのショップを転々とする。遊ぶ時間がないのにゲームも大好きで、部屋と会社には未開封のPCゲームが山積み状態に。もちろん「イース・オリジン」も積んである。最近は、OSをVistaにするかXPにするか悩みつつ、Vista RTM版をいじる日々を送っている

 いよいよ「Windows Vista」の店頭販売開始まで、1ヵ月を切った。秋葉原もVista一色にとまではいかないが、予約受付やデモの実施などVistaへの準備が着々と進んでいる。何故かおでん缶で有名なチチブ電機もVista発売記念として、ゲイツちゃんイラスト入りおでん缶も発売している。
 そんな新しいOSで心配なのがドライバの提供だ。ビデオカードやサウンドなど海外メーカーの製品なら、心配する必要はほとんどない。だた、国内メーカー製のTVキャプチャカードはちょっと心配な面がある。Vistaになって変わった推奨ビデオ表示方式に対応できるのか? 過去の製品でVista対応のドライバを提供してくれるか? できればデジタル放送移行を控えたこの時期に買い換えは回避したいと考えていた。
 そんなとき、アイ・オー・データ機器から人気TVキャプチャカード「GV-MVP」シリーズ用のVista対応ドライバが提供開始されるといううれしい連絡が入った。というわけで、さっそく自宅で使っている「GV-MVP/GX2」と、たまたま貸し出しを受けていたELSA製「EX-VISION 1600TV」をVista用ドライバを使って試してみた。



キャプチャカード
アイ・オー・データ機器製のTVキャプチャカード「GV-MVP/GX2」と、ELSA製「EX-VISION 1600TV」

着々と進むVista対応

 店頭での販売が近づいているVistaだが、すでに“MSND”や“TechNet”からは、RTM版(製造ラインに渡される製品)のダウンロードができる。実際、私もそれを使っているひとりだ。各デバイスメーカーもベータ版だが、対応ドライバの提供をスタートしており、1月30日にはWindows XPと同じようにVistaが使える状況になりつつある。VistaのインストールDVD(CD版も一応ある)には、マザーボードのチップセットやビデオカード、オンボード搭載のサウンド・LANなどのドライバは標準で組み込まれているが、開発が完了してから店頭に並ぶまでに1ヵ月近く空いているため、必ずしも最新ドライバとは言い難い。とはいえ、最新のチップセットなどで構成したマシンにWindows XPをインストールするよりは、Vistaのほうがドライバインストールの作業は少なくて済むだろうが、TVキャプチャカードのドライバは別だ。海外メーカー製品は標準でドライバが組み込まれているが、アイ・オー・データ機器やバッファローなどの製品は、メーカーからのドライバ提供を待つほかないといえる。

アイ・オー・データ機器ウェブページ ドライバダウンロード
アイ・オー・データ機器のウェブページ。Vista対応製品が一挙に発表され、新商品も登場しているVista対応ドライバーのダウンロードには、ボード記載の「シリアル番号」か説明書記載の「ダウンロードキー」が必要になる。

Vista対応キャプチャを見極める

 TVキャプチャカードのドライバと一緒に問題となるのが、Vistaでは多くのキャプチャカードの視聴・録画ソフトに使われている、ビデオ表示方式のオーバーレイ表示が非サポートになったことだ。まったくオーバーレイ表示が使えないわけではないが、“Aero”の機能と共存して使うことはできなくなっている。一応、Vistaには“Aero”を使っている時にオーバーレイ表示のソフトを起動すると、自動的に透明化や3D表示をオフにした“Aero Basic”に切り替える機能を搭載している。実際にDVD再生ソフトである「WinDVD5」を起動してみると、バルーンヘルプで“Aero”をオフにする旨が表示された。もちろん、オーバーレイ表示のソフトを終了させれば自動的に“Aero”の状態へ戻してくれるため、あまり意識せずに使うことはできそうだ。
 しかし、オーバーレイ表示が非サポートの表示方式なのは変えようのない事実だ。そのため、オーバーレイ表示を使っているTVキャプチャカードのメーカーが、新たにVista対応の視聴・録画ソフトとドライバを出してくるかは微妙なところだ。なかでも低価格のソフトエンコードカードや、サポートはあまり期待できないメーカーであると、ソフトとドライバが提供される望みは薄くなる。

“Aero”の機能オフ
オーバーレイ表示のソフトを立ち上げると、自動的に“Aero”の機能がオフになる

 そして、肝心なオーバーレイ表示に代わってVistaで推奨されている表示方式は“DXVA”(DirectX Video Acceleration)になる。“DXVA”は、ビデオカードのGPUを使って表示する方式で「WindowsXP Media Center Edition2005」(以下、MCE2005)対応のTVキャプチャカードなら、“DXVA”での表示に対応している。そのため、Windows XP用のTVキャプチャカードよりもMCE2005対応カードのほうが、Vistaで動く可能性は高い。ELSA製「EX-VISION 1600 TV」などでは、MCE2005用ドライバを使ってVistaの“Media Center”でTV視聴ができる。ただし“Media Center”では、録画画面のサイズ、ビットレートなどの詳細な設定は変更できず“長時間”、“標準”、“高品質”、“最高品質”の4段階設定になる。また、番組録画終了後に自動で“iPod”用などに変換する機能など、TVキャプチャカード付属の録画ソフトにある独自機能も使うことはできない。ただし、“Media Center”には録画した番組を視聴後に自動で削除するなどの便利な機能もあるので、TV番組を手軽に録画して楽しむのにはよいかもしれない。

検証中
現在使用しているTVキャプチャカードは、はたして「Windows Vista」でも正常に使えるのだろうか?

Vista対応キャプチャを試してみる

 このようにTVキャプチャカードを「Windows Vista」で使う場合は、かなりややこしい状況だ。そんななか、Vista対応のTVキャプチャカードのドライバ提供を開始したアイ・オー・データ機器製の「GV-MVP/GX2」と、MCE2005に対応し、Vistaへの対応もするELSA製「EX-VISION1600 TV」を試してみた。
 アイ・オー・データの「GV-MVP/GX2」は、2005年の11月に発売されたハードウェアエンコードのTVキャプチャカードで、“ゴーストリデューサ”や“3D Y/C分離”などの機能を搭載している。発売後1年近く経っている製品だが、今でも人気の高いキャプチャカードで私も使用している。ちなみにアイ・オー・データ機器は2005年2月に発売された「GV-MVP/GX」など、14製品がVistaで動作するとしている。
 一方、ELSAの「EX-VISION 1600 TV」は2006年6月に発売された製品。ハードウェアエンコードで、小型PCにも搭載可能なロープロファイルにも対応している。また、MCE2005に対応しており、“iPod”で再生可能な「H.264」への自動変換機能がソフトに搭載されている。(次ページに続く)

テスト環境
CPU:インテル「Core 2 Duo E6600」(2.40GHz)
メモリ:CFD「PC2-5300 1GB×2」
マザーボード:ASUSTeK「P5W DH Deluxe」
ビデオカード:GIGABYTE「GV-NX78X256V-B」(PCI Express x16)
HDD:Seagate「ST3160812AS」(160GB SerialATA)
光学ドライブ:東芝「SD-M1612」
電源:ANTEC「TRUEPOWER2.0 550w」(550W)
OS:Microsoft「Windows Vista RC1」

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