サンライズが製作したTVアニメ「舞-乙HiME」のプレイステーション2用ゲームがサンライズインタラクティブより発売になった。今回のタイトルは「舞-乙HiME 乙女舞闘史!!」。「舞-乙HiME」のキャラクター達が格闘を繰り広げる3D対戦格闘アクションゲームだ。キャストも、もちろんアニメと一緒でアニメーションカットも楽しめるようになっている。アニメでおなじみのローブ姿をじっくりと堪能することも可能。パッケージは、4種類のポスターやプレミアムブックレット、ストラップなどの特典が付属する「Limited Edition」(9000円前後)と通常盤(6300円前後)がラインナップされている。
Limited Editionは特典が豊富なこともありパッケージも大きめ。今週はプレイステーション3の発売を控えてライバルもない状態だ | デモは肝となるアニメシーンや格闘シーンが盛りだくさん。アソビットゲームシティでは、併せてDVDの告知も行っていた |
原作のTVアニメ「舞-乙HiME」は、主人公達が“オトメ”を目指して成長していくストーリーで、2005年秋よりTV放映され今年春に終了した。この“オトメ”とは、王族や政治家たちを警護し、そのブレーンとなって国のために働く女性のみの専門職を指していて、通常の少女を指す“乙女”とはちょっと意味合いが違う。またオトメは体内のナノマシンを使って、戦闘用の防護服である「ローブ」を纏うなど、SF的な要素と魔法少女的な要素を併せ持った作品でもある。メカ設定のあたりは、ロボット登場作品豊富なサンライズらしさと言えるだろう。
この作品は2004年秋にTV放映された「舞-HiME」のキャラクターを使って、異なる世界・物語をみせる「キャラクタースターシステム」とつけられたアイディアで作られている。そのためキャラクターから入る前作ファンだけでなく、新規のファンも獲得。従来の続編モノとは違う展開を見せた。アニメーションシリーズは、続編にあたるOVA「舞-乙HiME Zwei」も11月24日にバンダイビジュアルから発売となる。こちらはキャラクターとストーリーはTVアニメ「舞-乙HiME」を引き継いでいる続編だ。TV版DVDの最終巻は9月22日に登場しているので、10月に発売がなかったため2ヵ月ぶりとなるが、その間にTV版をみてしっかりとおさらいをしておこう。