“C1”ステッピングを採用した「Pentium D 950/930」の2製品が本日より販売開始となっている。同ステップを採用した製品は、5月1日にPentium D 960が、6月28日にPentium D 940がすでに登場。今回モデルナンバー“950”と“930”がラインナップに加わったことにより、Pentium D “9x0”シリーズは、すべてC1ステッピングに対応したことになる。
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今回登場した“C1”ステッピングの製品は「Pentium D 950/930」の2製品 |
C1ステッピングでは新たに“Enhanced Intel SpeedStep Technology”こと“EIST”が有効になっているのが特徴。動作クロック3.4GHzのモデルナンバー“950”では従来の“B1”ステッピングモデルがTDP 130Wだったのに対し、今回のモデルでは95Wになっている。ただし動作クロック3GHzのモデルナンバー“930”は従来の“B1”ステッピングでもTDP 95Wとなっていたため、ステップが変わったことによるTDPの変更はないようだ。S-Specはモデルナンバー“950”が“SL95V”、“930”が“SL95X”。L2キャッシュをコアごとに2MB(計4MB)搭載している点は従来通り。価格はT-ZONE.PC DIY SHOPでモデルナンバー“950”が4万740円、“930”が2万3604円。なお今後、Pentium D “9x0”シリーズではステッピングが“B1”のものと“C1”のものが混在する可能性がある。購入時にはS-Specなどを確認するなどして注意してもらいたい。
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動作クロック3.4GHzのモデルナンバー“950”は、従来はTDP 130Wだったのに対し、今回のモデルではTDP 95Wに引き下げられている。S-Specは“SL95V” |
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動作クロック3GHzのモデルナンバー“930”は従来の“B1”ステッピングでもTDP 95Wとなっていたため、TDPの変更はない。S-Specは“SL95X” |
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