“IEEE 802.11n draft v1.0”に準拠した、無線LANルータと無線LANカードの導入セット「WNB511T」がNETGEARから登場した。“IEEE 802.11n”は、来年の夏頃に標準化される予定の高速Wi-Fi規格。複数のアンテナでデータを送受信する技術“MIMO”(Multiple Input/Multiple Output)をベースにさらに高速化したもので、IEEE 802.11g/bと互換性がある。本製品はそのドラフト版に対応している。
“IEEE 802.11n draft v1.0”に準拠した、NETGEAR製無線LANルータと無線LANカードのセットモデル「WNB511T」 |
無線LANブロードバンドルータの「WNR854T」は、300M~600Mbpsで通信が可能なMarvell Technology Group社の“TopDog”チップセットを採用。日本国内でも理論値で145Mbps、実効スループットで87Mbpsの通信が可能という。セキュリティ機能は128bit/64bit WEP、WPA-PSK(TKIP)、WPA2-PSK(AES)などをサポート。また、4ポートのスイッチングHub機能を搭載する。本体サイズは225.5(W)×172(D)×37(H)mm、重量は0.57kg。電源はACアダプタを利用し、消費電力は最大12W。
CardBus対応のPCカード型の無線LANカード「WN511T」は、セキュリティー機能として128bit/64bit WEP、WPA-PSK(TKIP)、WPA2-PSK(AES)をサポートする。本体サイズは123(W)×54(D)×8.5(H)mm、重量は56g。対応OSはWindows XP SP2/2000(SP4)となっている。価格はフェイスで2万4770円。
本製品は、ギガビットに対応した無線LANブロードバンドルータ「WNR854T」と無線LAN PCカード「WN511T」のセットモデルだ | パッケージによると理論値で145Mbps、実効スループットで87Mbpsの通信が可能という |