“MacBook”シリーズ |
アップルコンピュータ(株)は16日、“iBook G4”シリーズと12インチ“PowerBook G4”シリーズの後継となるIntel製CPUと13.3インチワイド液晶ディスプレー(解像度は1280×800ドット)を搭載したコンシューマー向けノートブック“MacBook”シリーズ3製品を17日より順次発売すると発表した。ラインアップと価格は以下のとおり。
- MacBook-1.83GHz ホワイト(MA254J/A) 13万4800円
- CPU:Core Duo-1.83GHz メモリー容量:512MB HDD容量:60GB 光学式ドライブ:コンボドライブ 本体色:ホワイト
- MacBook-2.0GHz ホワイト(MA255J/A) 15万9800円
- CPU:Core Duo-2.0GHz メモリー容量:512MB HDD容量:60GB 光学式ドライブ:スーパードライブ 本体色:ホワイト
- MacBook-2.0GHz ブラック(MA472J/A) 17万9800円
- CPU:Core Duo-2.0GHz メモリー:512MB HDD容量:80GB 光学式ドライブ:スーパードライブ 本体色:ブラック
外観/本体仕様ともに大きく変更されたメジャーアップデートとなる。液晶ディスプレー上にウェブカメラ『iSight』を内蔵、iPod shuffle風の赤外線リモコン『Apple Remote』が付属、端子部に磁石を採用した“MagSafe”仕様のACアダプターを採用――といった新要素は、2006年1月に発表されたプロ/ハイエンド向けノートブック“MacBook Pro”シリーズと共通するものだ。
iSightはチャットソフト『iChat AV』によるビデオチャットや、ムービー編集ソフト『iMovie HD』のビデオ撮影に使える。また、“セピア”“白黒”“ポップアート”といった視覚効果を付けてセルフポートレートを撮影するソフト『PhotoBooth』でも利用可能だ。
Apple Remoteの受光部は、本体の右手前に用意。Apple Remoteを操作し、MacBook側のマルチメディアプレーヤーソフト『FrontRow』を起動して、iTunesの音楽やiPhotoの写真などをワイヤレスで再生できる。
MagSafe端子のACアダプターは、例えばACアダプターのケーブルに足を引っ掛けてもケーブルだけ外れて、MacBook本体の落下を防げるというメリットがある。
インターフェースでは、iBook G4ではVGAだった外部モニター出力がMini DVIに変更された(デュアルリンク非対応)。またイーサネット端子が10/100BASE-Tから10/100/1000BASE-TXに変更され、光デジタルオーディオの入出力端子が加わっている。バッテリー駆動時間は最長6時間で、DVD再生時は2.5時間、ワイヤレス接続時は3.5時間。本体サイズは幅32.5×奥行き22.7×高さ2.75cm、重量は2.36kg。
採用OSはMac OS X 10.4.6。付属ソフトは、音楽プレーヤー『iTunes 6』、写真管理ソフト『iPhoto 6』、ムービー編集ソフト『iMovie HD 6』、DVDオーサリングソフト『iDVD 6』、音楽制作ソフト『GarageBand 3』、ウェブサイト/Blog作成ソフト『iWeb』、コミック風グラフィック作成ソフト『Comic Life』、チェスやリバーシを含むゲーム『Big Bang Board Games』など。
なお、プロ/ハイエンド向けのノートブック“MacBook Pro”と比べると、MacBook Proがグラフィックユニットに独立した『ATI Mobile Radeon X1600』を採用するのに対し、MacBookはチップセットの『Intel GMA950』を使用し、かつ64MBのビデオメモリーをメインメモリーと共有する点などが異なる。
MacBookとMacBook Proのラインアップ |