Chieftec製のミドルタワーケース「LCX-01B-B-SL」に、alphacool製の水冷キットを取り付けた水冷キット一体型PCケース「Ready2Go Chieftec Mesh Mid 240」がalphacoolから登場した。同様の製品に、以前紹介したKoolance製のPCケース「PC3-426BK+」があるが、同製品は水冷キットが内蔵されており、ケース外にラジエーターやタンクなどがはみ出していないのが特徴だ。
alphacool製の水冷キット一体型PCケース「Ready2Go Chieftec Mesh Mid 240」。ベースとなるケースはChieftec製の「LCX-01B-B-SL」 |
ケースの5インチベイ最上段には120mm角ファンを2基搭載可能なデュアルラジエーターが内蔵されており、水冷システムの熱はケース天面に取り付けられたラジエーターファンからケース外へと排出される仕組みだ。CPUヘッドは「NexXxos XP Light」、ラジエーターは「NexXxos Pro II」、ポンプは「Eheim 600 Station II 12V」を採用している。ケース天面に配置されたラジエーターには120cm角ファン(騒音値14dB)が2基取り付けられているほか、別途ケースファンとして、左側面に90mm角ファンを2基、右側面に90mm角ファンを3基、背面に120mm角ファンを1基搭載可能だ。拡張ベイは5インチ×4(うち1つはラジエーターが占有)、3.5インチ×2、3.5インチシャドウ×6という構成。本体サイズは205(W)×540(D)×524(H)mmで、水冷キットを除く重量は16kg。主な付属品は、CPUヘッド取り付け用金具(LGA775用、Socket 939/940/754用、Socket A用の3種類)、冷却液など。価格はオリオスペックで4万7280円。
5インチベイ最上段に取り付けられたラジエーター | ケース天面の120mm角ファン2基で、ラジエーターの熱を排出する |
ケース内部の様子。ラジエーター以外にファンは取り付けられていない | PCIブラケットに搭載された電源のリレー。この基板にPCの電源の4ピンのペリフェラルコネクタを接続すれば、ポンプの電源がPCの電源と連動する |
水冷ヘッド。マザーボードをケースに取り付けていない時は、マジックテープでケースに固定できる。ちなみにチューブのパイプ径は10mmだ | CPUヘッド取り付け用金具(LGA775用、Socket 939/940/754用、Socket A用の3種類)、冷却液などが同梱されている |