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マイクロソフト、“eHome”戦略に関する記者発表会を開催――MCE2005向け新コンテンツなどを発表

2006年04月12日 22時10分更新

文● 編集部 橋本優

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マイクロソフト(株)は12日、同社の“eHome”戦略についての記者会見を、東京・恵比寿の恵比寿ガーデンホールで開催した。今回は主に『Windows XP Media Center Edition 2005』(以下MCE2005)の新コンテンツや、新たに対応したデバイスなどについての発表となった。

発表会の様子。両側の女性たちが手にしているのは、Windows XP Media Center Edition 2005に対応するポータブルデバイス

同社のeHome戦略とは、ビデオや音楽の視聴といった家庭内におけるデジタルエンターテインメントの中心にパソコン(MCE2005)を据え、さらにネットワークやポータブルデバイスなどを連携させていく、という構想。今回はまず、MCE2005のコンテンツ配信機能である“メディアオンライン”に、以下の7本の新コンテンツを追加すると発表した。

本日より提供を開始したサービス

  • IT関連動画配信サービス“Impress TV” (株)air impress提供
  • オンラインゲームサービス“Gクラスタ” クラビット(株)提供
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  • 証券関連動画配信サービス“ダイワインターネットTV” (株)大和証券グループ提供

今後、開始を予定しているサービス

  • 音楽配信サービス“e-onkyo” オンキヨー(株)提供
  • 映画配信サービス“CinemaNow” CinemaNow Japan(株)提供
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  • オンラインショッピングサービス“Otto” 住商オットー(株)提供
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  • 動画配信サービス“Yahoo!動画” ヤフー(株)提供

これにより、従来からあるものと合わせて、14のコンテンツがメディアオンラインから利用できるようになった。なお、会場ではオンキヨーの『HDC-7』など、現在MCE2005が搭載されているパソコンも併せて紹介された。

壇上でデモ機として使用されたのは、“Windows XP Media Center Edition 2005”を搭載したNECの“VALUESTAR W”富士通(株)の『FMV-DESKPOWER H』。画面に表示されているのは“Impress TV”(株)日立製作所の『Prius Deck DH75P2』。画面に表示されているのは“ダイワインターネットTV”
デル(株)の『Dimension 5150C』。画面に表示されているのはジュピターショップチャンネル(株)のショッピングサービス“SHOP CHANNEL”(今年2月に開始)オンキヨー(株)の『HDC-7』(右上)と、(株)デノンのAVアンプ『AVC-4320』(右下)(株)ソーテックの『PC STATION BT974』。画面に表示されているのは“Gクラスタ”で配信されるゴルフゲーム
(株)MCJの『Lm-i911M-PL9』。画面に表示されているのは“Yahoo!動画”(株)KOUZIROの『FRAI51A9』。画面に表示されているのは“Otto”アロシステム(株)の『Amphis Value WM630RAM』。画面に表示されているのは“CinemaNow”
(株)東芝の『gigabeat S60V』

そのほかMCE2005対応ポータブルデバイスとして、昨日発表された(株)東芝の“gigabeat S”シリーズを紹介。OSに“Windows Mobile Software for Portable Media Center”を採用する携帯音楽プレーヤーで、30GBのHDDを搭載する『gigabeat S30』と、60GBのHDDを搭載しFMラジオチューナーを内蔵する『gigabeat S60V』の2製品がリリースされている。またMCE2005用のカスタマイズツールである“Power Toys for Media Center Edition 2005”を5月から提供することも発表。メディアオンライン用コンテンツを開発するのに便利なテンプレートや新ツールなどが含まれるという。

米マイクロソフト社コーポレートバイスプレジデントのジョー・ベルフィオーレ氏

壇上に上がった米マイクロソフト社のコーポレートバイスプレジデントで、エンターテインメント&デバイスeHome部門担当のジョー・ベルフィオーレ(Joe Belfiore)氏は「今、パソコンはエンターテインメントプラットフォームに生まれ変わろうとしている」と切り出し、“(リモコン操作による)シンプルな使い勝手”“サードパーティーによるプラットフォームの拡充”“テレビと接続できること”がパソコンでデジタルエンターテイメントを楽しむために不可欠な要素であると強調。「我々はそのためのプラットフォームを提供したい」と述べた。また日本市場については「(MCE2005の登場)当初は先進的な日本のパートナーに学ぶことが多かった」と振り返り、現在は東京・調布に開発センターを開設したことなどに触れ、「デジタルエンターテインメント市場をリードする国である日本に、我々は今後もコミットしていく」と語った。

マイクロソフトの業務執行役員 統括本部長の佐分利ユージン氏

またマイクロソフトの業務執行役員 統括本部長の佐分利ユージン(さぶりゆーじん)氏は、近年の家庭における環境の変化を説明。Windows XPリリース時のブロードバンド回線導入率は25%だったが、現在は75%に達し、2008年度には90%以上になると予測。またディスプレーのワイドスクリーン化など、ハードウェアのトレンドに支えられて、ストリーミング動画配信や音楽ダウンロードといったコンテンツビジネスも急増しており、市場規模として300億円が見込まれるという。そのような環境の中でMCE2005も、2006年春のパソコン新製品から採用メーカーが急増し、シェアを大幅に伸ばしているという。またメディアオンラインの国別アクセス数は、アメリカ、イギリスに次いで日本が3位となっており、「国内でのメディアオンラインへの関心が高いのではないか」と分析。MCE2005のさらなる国内普及に向け、期待感を滲ませた。

コンシューマ市場におけるインターネット回線種別の推移パソコン用ディスプレーのサイズの推移
“メディアオンライン”の国別アクセス数の推移MCE2005搭載パソコンの国内出荷の推移

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