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【Boot Camp】Intel Mac × Windowsの実力を徹底検証――現時点のiMacの性能はひと昔前のデスクトップPC並!?

2006年04月07日 15時59分更新

文● 編集部 広田稔

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アップルが5日に提供を始めた、Intel MacでOS XとWindowsのデュアルブートを実現するツール『Boot Camp』。ソフトの仕組み、およびインストール手順を紹介した昨日の記事に次いで、今回は各種ベンチマークソフトを使ってWindowsの動作速度を検証しよう。

テスト機として用意したIntel Macは、20インチiMac-2.0GHz、MacBook Pro-2.0GHz、Mac mini-1.66GHzの3台。さらにWindwos機と速度を比較するため、デル(株)の『Dimension 8400』(以下、デル機)でも同じ検証を行なった。

4製品のOSは『Windows XP Professional SP2』に統一。メモリーは3機種のIntel Macが512MBで、デル機のみ1GBとなっている。各製品が採用するCPUとグラフィックは以下の通り。

20インチiMac-2.0GHz
CPU:Core Duo-2.0GHz  グラフィック:ATI Radeon X1600(128MB)

MacBook Pro-2.0GHz
CPU:Core Duo-2.0GHz  グラフィック:ATI Mobility Radeon X1600(256MB)

Mac mini-1.66GHz
CPU:Core Duo-1.66GHz  グラフィック:Intel 945GT(64MB)

Dimension 8400
CPU:Pentium 4-3.2GHz  グラフィック:NVIDIA GeForce 6800(256MB)


CPU性能ではiMacがデル機に匹敵

CPU/メモリー/グラフィック/ディスクなどの性能を計測する統合ベンチマークソフト『HDBENCH』では、iMacが総合スコアでデル機に迫る数値を出した。“CPU”の“Integer”では、Intel Macが3機種ともデル機の1.5倍以上の値となった。

『HDBENCH』を標準設定で実行
iMacMacBook Pro
Mac miniDimension 8400

iTunesのAACエンコードやQucikTimeのMPEG-4エンコードといったCPU性能が現れるテストでは、ともにiMacとデル機がほぼ肩を並べてトップに立つという結果だ。

iTunesのバージョンは6.0.4。38.8分(12曲/392.7MB)のAIFFファイルを、AAC(ビットレートは128kbps)に変換するのにかかった時間を計測した。なお、変換中の曲の再生はオフに設定してある
大差は出ていないが、iMacとデル機がトップ。なお両者の変換速度は18倍速前後だった

QuickTimeのバージョンは7.0.4。60秒のDVムービーをMPEG-4形式に書き出すのにかかった時間を計測。書き出し設定は標準状態のままにしてある
こちらもiTunesと同じ傾向だが、MacBook ProのみCPU性能に見合った結果が現れなかった

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