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新入学・新学年に持たせたい? “子ども向けケータイ”

新入学・新学年に持たせたい? “子ども向けケータイ”

2006年04月07日 00時00分更新

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 ここでは、各社が発表している“子ども向けケータイ”や関連サービス、実験サービスなどについてまとめて紹介する。



NTTドコモ

NTTドコモの子ども向けケータイ『FOMA SA800i』
NTTドコモの子ども向けケータイ『FOMA SA800i』。写真のポップなカラーリングのほかに、白や青の3色が用意されている

 NTTドコモは、第3世代サービス“FOMA”に対応した子ども向けケータイ“FOMA SA800i”を昨年11月に発表、3月4日に発売開始した。3月30日に行なわれた社長会見では、これが1ヵ月足らずで8万台を売り上げる大ヒット商品になっているという。デザイン的にポップで子ども受けしやすいこと、家族による割引などで親のコスト負担が軽減されていること、内蔵防犯ブザーや子ども向けiモードサービス“キッズiメニュー”、および親が子どもの居場所(端末のある場所)を検索できる“イマドコサーチ”サービスが同時提供されたことなどがヒットの理由だと思われる。イマドコサーチは、屋外などGPS衛星が補足できる場所ではGPSを使ったかなり正確な居場所が、GPS測位ができない地下や屋内でも基地局単位の位置把握が可能になっている。

“イマドコサーチ”の画面
“イマドコサーチ”の画面


au

auの子ども向けケータイ“ジュニアケータイ”『A5520SA』
auの子ども向けケータイ“ジュニアケータイ”『A5520SA』

 auは、NTTドコモに先駆けて2月24日よりCDMA 1X対応の子ども向けケータイ“ジュニアケータイ”『A5520SA』を発売している。こちらは、動作時にGPS測位での位置情報付きメールを登録相手(最大5人)に発信する“防犯ブザー”、自分の居場所を最寄りの警察/消防署などに通報する“HELPNETケータイ”、および緊急通報に警備員が急行する“ココセコムEZ”サービスなど、防犯機能を充実させているのが特徴。子どもが進んで持ち歩くように背面のサブディスプレー周りを彩るオリジナルシールが用意されている。



バンダイ&ウィルコム

バンダイ&ウィルコムの子ども向けケータイ“キッズケータイpapipo!”バンダイ&ウィルコムの子ども向けケータイ“キッズケータイpapipo!”

 バンダイとウィルコムは3月16日に、W-SIM(ウィルコムシム)を用いた子ども向けケータイ“キッズケータイpapipo!”を6月に発売すると発表した。通信・通話コアモジュールのW-SIMを用いることで、携帯電話事業を行なっていないバンダイが子どもの目線、親の目線で端末の機能を追求して開発したという。ユニークな機能として、バッテリーが減ったり電源オフになった場合に、自動的に親元にメールを送る“安心電源オフ!メール”“安心バッテリーチェック!メール”が用意されている。また、子どもの使いすぎ/無駄遣いを防ぐ機能として、毎月決まったポイントをやりくりしながらゲームやアイコンなどを購入する子ども向けコンテンツサービス“キッズスタジオ”(月額525円)が用意されている(大人向けの一般的な携帯サイトなどには接続できない)。



ユビキたス

ユビキたスの児童見守りサービス&専用端末『どこ・イルカ』
ユビキたスの児童見守りサービス&専用端末『どこ・イルカ』”

 最後に、ケータイではないがPHS回線を用いた、子どもの安全を守るサービス&端末として、(株)ユビキたスが3月22日にイルカ型端末『どこ・イルカ』を4月上旬に発売することを発表した。携帯電話機やPHSでは、通話の使いすぎや子どもに不適切なコンテンツ/サービスへのアクセスなど、子どもの安全を守る目的がかえって子どもに新たな脅威を近づける結果になる場合もある。そこで、子どもの位置情報検索や通報サービスに焦点を当てたのがどこ・イルカだ。まだ通話・通信する必要がないであろう小学生低学年などを主なユーザーとして想定している。位置情報はPHSの基地局ベースで算出されるが、PHSは携帯電話に比べて、都市部では基地局が狭い範囲に多数配置されているため、より緻密な位置情報の検知が可能になるという。



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